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小沢代表「国民が真剣に怒らないと昭和史の繰り返しになる」

-何だかんだ言って安倍政権の暴政をストップできるのは「豪腕」小沢しかいない-

 『日刊ゲンダイ』の週1企画「直撃インタビュー」に小沢一郎生活の党代表が登場し、集団的自衛権行使容認の閣議決定が迫っているこの時期、同問題について大いに語っています。

 小沢代表はこのインタビューの中で、戦前の誤ちを繰り返さないためにも「国民がもっと真剣に怒らなければならない」と訴えています。ただ目覚めた市民は、都内や大阪など大都市で「解釈改憲反対」の大規模デモを繰り広げています。先日は公明党本部を人の輪でぐるっと取り囲みましたし、反対する市民らが30日夕、東京・永田町の首相官邸前に集まり「解釈改憲、絶対反対!」「集団的自衛権はいらない」とシュプレヒコールを繰り返しました。

 「真剣に怒れる」市民・国民の数は確実に増えつつあります。ただいかんせん、相手は仕末におえない「政報複合体」(安倍政権+マスコミ)です。新聞・テレビは少々の事ではスルーして報道しませんし、読売・産経といった極右新聞は「集団的自衛権行使容認賛成70%超」などという、あり得ないデタラメ調査で世論誘導を仕掛けてきます。

 だから小沢代表が言うのは、安倍の爺さんでCIAスパイだった(米公文書にハッキリと記述あり)岸信介の時の60年安保闘争時にも迫る国民運動が必要だ、ということなのでしょう。

 また小沢代表は、国会を無視した安倍政権の暴走に対して、「いや、絶対ひっくり返す」と、断言しています。これは、小沢代表が中心となった安倍倒閣・再政権交代宣言とみていいのでしょう。西松建設事件・陸山会事件という「検察+政官財+マスコミ」による大謀略に、小沢一郎にはマグマのように溜った「真剣な怒り」があることでしょう。いずれその大噴出が必ずあるはず、乞うご期待!です。 (大場光太郎・記)

 
小沢一郎氏「安倍首相の危うさはDNA、昭和史を繰り返す」
2014年6月30日(月)10時26分配信 日刊ゲンダイhttp://news.nifty.com/cs/item/detail/gendai-000214382/1.htm

 集団的自衛権行使容認の閣議決定が迫っている。ありえないような暴挙なのにメディアは何も批判せず、野党は無力、国民もおとなしい。この国はどこへ向かうのか。政治の裏も表も知り尽くしている小沢代表(生活の党)は実は、憲法9条と安全保障、国際貢献の狭間で、悩みぬいた政治家でもある。その目に安倍政権と日本の今後はどう映っているのか?

■15事例はオソマツな言葉のゴマカシ

――自公協議もあっさり合意しそうで、いよいよ閣議決定、解釈改憲という流れですね。

 公明党は離れられないだろうな。それにしても、この間の党首討論を聞いていても、安倍首相は相変わらずだな。国民の生命、生活を守るという。そんなことは当たり前なんだよ。なぜ、無理やり集団的自衛権を行使できるようにしなくちゃいけないのか。それに対する説明に、全然説得力がないんだよ。ただ情緒的に訴える。言葉のゴマカシです。

――この党首討論に限らず、安倍首相の国会答弁は野党の質問にまともに答えようとしていない。なめているような印象を受けます。こんなやり方で解釈改憲なんて、歴史に大きな禍根を残すような気がします。

 そう思います。首相の答弁は言葉の遊びで、一瞬、もっともらしく聞こえるけど、真面目に聞くとメチャクチャな話です。15事例というのも誰が考えたのか、お粗末すぎますね。要するにゴマカしているんですよ。集団的自衛権の行使を可能にするということは、米国であれ、どことであれ、海外に派兵できるということです。それも憲法の規定も無視して、ときの政府が恣意的にやれるということなんですよ。

――安倍さんは記者会見で「海外で武力行使はしない」と言った。そのくせ、自民党は集団安全保障で機雷掃海もやると言う。集団的自衛権と集団安保の話を途中からゴチャゴチャにしていますね。

 湾岸戦争は国連の決議による多国籍軍(による集団安保)だから、(集団的自衛権で米国に協力する)イラク、アフガン戦争と全然異質な話です。

――しかし、それをまぜこぜにして、「明白な危機」があれば自衛隊を出すという。いい加減な説明と与党協議で憲法を骨抜きにするなんて、国会軽視、民主主義、立憲主義の否定じゃないですか。

 国民はもっと怒らなくてはいけない。そりゃあ、選挙で選ばれた政権は任期中、ある程度のことは任されている。ただし、法律や民主主義の原則を無視してはいけないのが大前提。今回はその前提さえ省略しようというのですから論外の話です。国会とは、野党が国民の不安や不満、意見や危惧の念を代弁して政府と議論する場でしょう? ここをネグっちゃうと、議会制民主主義の否定につながる。

■米国は腹の中で歓迎なんかしていない

――そんな独善的な手法で解釈改憲を進める安倍首相の真意をどう見ますか?

 奥に秘めている発想が非常に危険だと思います。集団的自衛権の行使はアメリカも望んでいる。実際、歓迎している。そういう理屈でやっていますが、アメリカは腹の中で安倍政権に対して大きな危惧の念を抱いていると思います。そりゃあ政治的スタンスとしては一緒にやってくれ、ショー・ザ・フラッグと言いますよ。しかし、自衛隊が来たって来なくたって、米国が戦争するときには関係ないんだから。自衛隊の軍事力をあてにしているわけじゃない。それよりも安倍さんの思想の中には戦後体制の否定があるわけです。極東軍事裁判はおかしいという話でしょ。アメリカのリーダーたちはどう思っているのか。大使が安倍首相の靖国参拝に対して、「失望した」と言うのはよっぽどです。安倍首相が「自分の国は自分で守らなきゃいけない」と言うとき、その延長線上に何があるのか。中国に対抗する軍備を持つのであれば、アメリカにも対抗する軍事力を持つことになる。

――安倍政権は「限定的」とか「新3要件」とか、条件を付けて、歯止めになると言っていますが。

 日本は独立国だから、当然、国連憲章51条にもあるように自衛権が認められている。ただ、日本国憲法9条で自衛権の発動は日本が攻撃された時のみ、とされている。個別的であれ、集団的であれ、その他の直接関係のないところの紛争に自衛権の名のもとにした武力行使はできない。そうでなければ、世界中に日本人はいるわけですからね。どこでも行かなきゃいけなくなる。つまり、限定というのは、日本が直接攻撃を受けた場合という、憲法9条の限定以外にないのです。安倍さんが一般的な集団的自衛権を行使したいというのであれば、正面から堂々と9条の改正をやればいいのです。そうすりゃ、おじいさん、おばあさんを船に乗せてどうこうという話よりもわかりやすいでしょう。

――それにしても、戦後体制を否定し、解釈改憲で戦争ができる国に突っ走ろうとしている安倍首相の危うさというのは一体、どこから来るのか。どう見ますか?

 DNAだろうなあ。極東軍事裁判の戦後体制を認めたら祖父(岸信介)のA級戦犯も認めることになる。それは認められないということだろう。

――歴史の針を戻すような話ですね。

 基本的には国民がもっと強い意思表示をしないといけないと思います。日本人というのはお上の言うことに従順というか、しょうがないと、すぐあきらめてしまう。大きなメディアも真っ向から批判しない。このままでは本当に戦前の昭和史の状況に似てきてしまう。戦前の歴史は、ここまでこうやっちゃったからしょうがない。そういう繰り返しなんですよ。国民が怒らないと、また繰り返しになってしまう。

■野党統一候補を立てればひっくりかえせる

――このまま国会を無視した安倍政権の暴走が続いたら、この国はどうなってしまうのか。野党の無力をどう見ていますか?

 いや、絶対ひっくり返す。野党はみんな、ふにゃーんとなっているけれどね、細川政権の時だって、自民党が第1党だったわけです。それを「政権を代えよう」という一点で8党派集まってひっくり返した。それを思い出せってことですよ。大きなメディアは「政策一致が前提」みたいなことを言うが、自民党なんて右から左までいる。政策一致というなら公明党と連立を組んでいることだっておかしい。細かいことはいいから。集団的自衛権と憲法9条、それから原発の問題。このイシューで合意すればいいのです。これらは自公と対峙できる国の基本的テーマですからね。

――そうすれば、次の選挙で政権をひっくり返せる?

 そのために小選挙区制にしたんだから。野党再編というより野党共闘でいい。候補者を1本に絞り、国民に選択肢を示せれば勝てる。候補者をちゃんと調整する人がいればできる。

――その調整する人が見当たらない。

 そりゃあ民主党がやらなきゃいけないわな。維新もある意味ですっきりしたんだからね。日本はいま、大きな岐路に立っている。このままの流れで行くと、本当におかしくなってしまう。野党はそれを自覚することです。

▽おざわ・いちろう 1942年岩手県生まれ。慶大卒。日大院中退。69年衆院選初当選。自治大臣、自民党幹事長、新進党党首、自由党党首、民主党代表などを歴任。

(日刊ゲンダイ2014年6月29日掲載)

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