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またまたフォレスタ動画削除事件発生!

-良い歌がじっくり聴きたくなる秋の夜長を前にして、突然のフォレスタ動画大削除。BS日本テレビさん。いったいどうしてくれるんですか!-

 YouTubeフォレスタ動画がまたもごそっり削除されちゃった!


 私としたことが、つい最近までそのことに気がつきませんでした。諸般の事情により、フォレスタ動画視聴はもとよりこのマイブログさえロクに構っているゆとりがなかったためです。やっとホッと一息つけた今月8日、たまたまyasuko様が『フォレスタの「宵待草」』に

「私も本当にフォレスタの突然の削除には落胆している者でございます。」
ではじまるコメントを寄せられ、それによってその事実を初めて知ったのです。

 「えっ、フォレスタ動画削除?そりゃ大変だ!」とばかりに、早速2、3曲当ったところ、真っ黒けの動画部分に、例によって「この動画はユーザーの都合により削除されました。申し訳ありません。」または「“フォレスタ 〇〇〇”この動画に関連付けられたYouTubeアカウントは、著作権法侵害に関する第三者通報が複数寄せられたため削除されました。申し訳ありません。」との素っ気ない表記があるばかり。

 「またかよぉ~」 その都度記事にしてきましたが、YouTubeフォレスタ動画大削除はこれが3度目になります。1度目は、2012年4月13日、newminamiさんご提供の動画が削除されたこと。そして2度目は、昨2013年4月13日、everstone04さんご提供の動画が削除されたことです。両方とも、奇しくも同月同日だったので私は「魔の4月13日」などと呼びましたが、今年の同月同日は何事もなく過ぎたのでつい油断していました。

 しかし敵さん(?)は削除を断念したわけではなく、私の「魔の4月13日」という表現が効いたわけでもないでしょうが、とにかくその時期をずらした削除の機会を虎視眈々狙いをつけていた(?)ようなのです。

 「削除はいつだったのか?」 気になってアクセス解析をたどったところ、今月の1日か2日だったように思われますが、正確な日付は不明です(注 末尾に掲げるhskjikさんメッセージにより、今月1日と判明)。

 ともあれ削除されてしまったからには元に戻るわけでもなし、あきらめるしかありません。everstone04さんご提供の動画削除直後の『七里ヶ浜の哀歌』に始まって、以後500曲以上も大量かつこまめに動画投稿していただいたhskjikさん、また選り抜きの叙情歌を厳選して投稿していただいたumebosinbさん、大変ありがとうございました。多くの動画ファンになりかわりまして、篤く御礼申し上げます。またhskjikさんには、当ブログフォレスタ記事に何度かコメントいただきましたこと、併せて感謝申し上げます。

 何度も述べたことですが、私が初めてフォレスタコーラスの存在を知ったのは、2012年1月初旬、『「別れのブルース」秘話』という記事を作成中、たまたま吉田静さん独唱による女声フォレスタの『別れのブルース』(loveforestaさん投稿)YouTube動画を聴いたのがキッカケでした。しびれるほど感激し、直後『美しすぎるフォレスタ』として感想などをまとめたのが今日に至る「フォレスタコーラス記事」の初まりとなったのでした。

 キッカケは千差万別でも(私のように)、2011年夏頃からの、loveforestaさん、newminamiさんお二人による、YouTubeフォレスタ動画を聴いたことによってフォレスタファンになったという人が大勢いたのではないでしょうか?もちろんそれよりずっと前からのコアなファンもおられたことでしょうが、本格的な「フォレスタブーム」に、loveforestaさん、newminamiさん以降の投稿者&YouTube動画が果した役割りは大変大きなものがあったように思われるのです。

 
以前のフォレスタ動画へのコメントの中には、米国ロサンゼルス在住の日本の人やブラジル在住の日系の方からのものもありました。インターネット&YouTube動画はグローバルですから、それ以外にも、東南アジアやヨーロッパなど世界の思いがけない地でフォレスタ動画を聴いている人たちがいたとしてもおかしくはないわけです。

 今回の削除についてyasuko様は大いに憤慨しておられます。yasuko様ならずとも、上記のような諸事情を抱えたフォレスタファンの方々にとって、『BS日本・こころの歌』を観ることやコンサート参加はまず無理、DVD入手もかなり困難、YouTube動画視聴が唯一の楽しみと言っていいほどのものだったはずです。落胆、憤慨・・・心中、お察し申し上げます。

 以下は、前回の『第2次フォレスタ動画削除事件に物申す』で踏み込んで述べたことですから、今回はサラッとにしますが―。

 hskjikさんのような篤志の動画投稿者のお陰で、私たち視聴者は存分にフォレスタ動画を楽しませていただきました。しかし少しうがった見方をすれば、フォレスタ動画投稿の最大の受益者はBS日本テレビなのではないだろうか?と思われるのです。何しろ一定期間見て見ぬふりしていれば、広告宣伝費ゼロでこれ以上ないフォレスタPRをしてくれるのですから。

 それがいけない、などと言うつもりは毛頭ありません。むしろ企業戦術として当り前、一定期間が過ぎれば立場上削除要請するのも当然の話です。要は、違法動画投稿とは言え、お互い「win-winの関係」でこそあれ、どこも損などしていないんじゃないの?ということを言いたかっただけなのです。

 思えば、YouTubeのフォレスタ動画投稿は満3年にもなります。たび重なる削除にもかかわらず、何人もの人が前の人の意志を引き継いで今日に至ったのです。こうなると、フォレスタ動画投稿は立派な「伝統」と言ってもいいと思います。伝統は守られるべきで、途切れさせてはなりません。次なる篤志の方が現れることを切に望みたいと思います。


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 切りがありませんので、最後に、今回のような問題の根っこにある著作権法、音楽著作権について少し述べてみたいと思います。本テーマからは離れますので、興味ない方は読み飛ばしていただいてけっこうです。

 (第1次フォレスタ動画削除事件の際の)『フォレスタ動画情報』でも触れたことですが、我が国の著作権法は「世界一厳しい」と言われています。米国著作権法も確かに、著作権保護期間が70年と我が国より20年も長いなど、厳しさでは負けていません。しかし米国には「フェアユース法」という救済法があります。同法は「非商業での利用目的の場合は当該著作物の無断使用を認める」という法律です。当り前と思われる法律なのに、我が国では認められていないばかりか、将来的な見直しの気運もまったくないのです。

 数多(あまた)ある著作権分野の中でも、「音楽著作権」の厳しさは群を抜いています。音楽著作物を管理しているのが、JASRAC(日本音楽著作権協会)です。ここが、何百万点という(翻訳著作物を含む)国内外の音楽著作物を一元管理しているのです。例えば、千年以上前に作られた“読み人知らず”の我が国国歌の『君が代』にすら音楽著作権ナンバーを付しているほどの徹底管理ぶりです。

 JASRACがいかにエゲツないほどの厳しいものか、私の身近なところで実際に起きた出来事を紹介するのが分りやすいでしょう。

 2012年早春、つまり第1次フォレスタ動画削除事件の少し前のことです。『二木紘三のうた物語』の良きコメ友だったYさんが、ご自身のブログに、著作権保護期間中の幾つかの歌の歌詞を無断掲載したカドで、ヤフーブログ(記事数千数百)全体を削除されてしまったのです。

 著作権法に疎かったとはいえ、読者によかれと思って、「非商業での利用目的」でしたことです。常日頃「ブログは私の命です」と言っていたYさんは、そのブログを失った直後、私のブログに何度かコメントを寄せられました。その中で、

「あまりに厳しすぎる著作権法の縛りは、文化の衰退を招くと思います」

と述べておられましたが、まったく同感です。

 そのJASRACを仕切っているのが、文科省や文化庁から天下った元シロアリ投人たちです。彼らは、自分たちの音楽著作権がらみの莫大な利権擁護のために、国民ユーザーをガンジガラメに縛りつけているだけじゃないの?と、つい勘ぐりたくなる構図です。


 (大場光太郎・記)

関連動画、

hskjikさん『フォレスタ動画を削除しました』

http://www.youtube.com/watch?v=rdo57vp2-s4

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コメント

BS日テレは『BS日本・こころの歌』を削除する分だけ、同じ月曜日の娯楽番組『笑点デラックス』の大喜利を埋め合わせでYouTubeに収録しているかも知れません……


僕としては“憂鬱”なんですけど

投稿: 強竜再燃 | 2015年2月26日 (木) 09時42分

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