サザン桑田、紅白でチョビひげ+アベノナチス批判歌熱唱!
-昭和50年代半ば頃登場した当時のサザンは「♪胸騒ぎの腰つき~」なんてタイトルも忘れた変てこな歌を変な口調で歌ってさぁ。なんだコイツら小市民バンドがなんて思ってたけど、今回の件で見直したぜぃ。桑田圭佑!-
(サザンの歌った『ピースとハイライト』は以下の動画の7分~14分台で視聴できます。)
http://www.dailymotion.com/video/x2dsfed_%E7%AC%AC65%E5%9B%9Enhk%E7%B4%85%E7%99%BD%E6%AD%8C%E5%90%88%E6%88%A6-5-5_music
2014NHK紅白歌合戦、共同通信社によると関東視聴率は44.2%だったそうで前年より低下、またまた長期低落傾向がはっきりしたわけですが、そんなこと、ここ3年半ほど無テレビ生活で、どんなテレビ局のどんな番組も0%のおいらの知ったことか!と言うことはさておき―。
通常の紅白など記事にする気にもなりませんが、今回だけは違います。31年ぶり紅白出演というサザンオールスターズの桑田佳佑が「やってくれた」のです。
サザンコーナーは後半もトリに近い、横浜アリーナからの中継でしたが、おそらくこの時の視聴率は50%以上に跳ね上がったことでしょうから、国民視聴者の二人に一人は見たことになり、これをお読みの方々もあるいはもう先刻ご承知かもしれませんが・・・。
紅白中継に切り替わった、人でびっしりの横浜アリーナ会場の桑田圭佑は、冒頭画像のようなチョビひげスタイルで画面に登場しました。なんでこんな格好なのか、最初分からなかった視聴者も多かったようですが、一曲目に歌った『ピースとハイライト』の内容から、あゝヒットラーか、「アベノヒットラー」の安倍政権の批判か、と後になって気がついたようです。
アドルフ・ヒットラー
もっともこの歌をいざ歌う段になって、紅白会場で司会を務める有働由美子アナと中居正広に、桑田がチョビひげを指差して「このまま?」と聞いたのに対して、「ここまま歌うんですか?」(有働)「ご自由にどうぞ」(中居)「ご自由に・・・」(有働)のやり取りがあり、サザンが歌うまで画面を会場がいったん引き取り、再度横浜マリーナに画面を戻し『ピースとハイライト』を歌い出した時には、例のチョビひげは取っていました。
なにせ、現NHKは、安倍首相肝煎りの(悪名高い三井財閥元締め会社三井物産上がりの)籾井勝人会長はじめ(チンピラ文士の)百田尚樹、(国粋的妄想家の)長谷川三千子両経営委員を送り込まれてからすっかり「安倍さまのNHK」に変質してしまっています。特に同局の報道番組の偏向ぶりはヒドく、ネットではしばしば「NHKは政権べったりだ」ともっぱら問題視されています。
昨年菅官房長官が出演した『クロ現』で、国谷裕子キャスターの質問が気に食わないと菅長官に随行した官邸筋からクレームをつけられ、局内で待機していた籾井会長以下からこっぴどく叱られた国谷キャスターが控え室で悔し泣きした一件がありました。だから今回も、歌うまでの間合いに、NHK上層部からクレームが入り会場内にいたスタッフがつけひげを取るよう要請した、ということも考えられます。桑田自身が自発的に取ったということもありえますが・・・。
『ピースとハイライト』
愛煙家の方々は先刻ご承知かと思いますが、ピースもハイライトも昔からあるタバコの銘柄です。ピースは桑田の父親が吸っていて、ハイライトは桑田自身が以前吸っていたのだそうです。しかし歌をお聴きになればお分かりのとおり、単にタバコの歌ではありません。
ピースはつまり「平和」そしてハイライトは(スペルも違い少し難しいですが)「極右」の暗喩なのです。サザン桑田が、この歌を歌う前にチョビひげつけて登場したと言うことは、集団的自衛権閣議決定における「解釈」改憲などで暴走している現安倍政権を「アベノナチス」と見立てた、彼一流の風刺&批判精神の表明と言うべきです。
アベノ・ヒットラー
他のサイトによると、歌詞は次のように置き換えられるのではないかと言います。
・隣の人が怒っていた→隣の国
・硬い拳→戦争
・裸の王様→安倍政権
・大義名分→(かいしゃく)とよむ。
そこはヒットメーカーのサザン桑田のこと、曲を市場に出してその歌詞がどこまで許容されるかなど、先刻ご承知、上のように巧みに暗喩化しているわけです。
本当は歌詞も載せたいところですが、著作権バリバリの歌とあってはそうもいかず。歌詞が載っているサイトURLを以下に掲げます。
http://www.uta-net.com/movie/150317/
この話題はネット、ツイッターなどで大盛り上がりです。これも他サイトからの転載ですが、紅白のサザンのこの歌を聴いた「ネットの反応」を以下に掲げます。
―ネットの反応
・ 桑田佳祐のチョビヒゲは安倍晋三への当てつけか。
・ 桑田さんは、冒頭、ヒットラーのようなチョビ髭を付けて登場。完全に、安倍政権への当て付けである。
・ たしかに昨日の桑田さんのちょびひげはそれを象徴してたよね。
・ 桑田さんのヒゲ=ヒットラーと今知り、鳥肌。 やってくれたね!
・ ちょび髭はカトちゃんペッかと思ったらヒットラーだったとは、全く気づかなかった。
・ ハイライトって極右!わかってなかった
・ サザン桑田佳祐がちょび髭 紅白で意味深演出
・ 桑田佳祐がヒットラーのチョビヒゲ、明確にメッセージだよね。
・ 素晴らしいレジスタンス
・ なるほど桑田は安倍君の事が嫌いなのか~
・ ヒットラー髭のパフォーマンス、「ピースとハイライト」の選曲と言い最高ですね、桑田さん
・ 紅白のサザンオールスターズの桑田さんが付け髭をしているのはヒットラーのモノマネ
・ サザンは椎名林檎と一緒にオリンピックに採用されてるから結局安倍政府を盛り立ててるんだと思うし
・ サザン、NHK出演終わった途端に安倍総理DISりはじめたwww
・ 安倍首相、夫人とサザンのコンサート楽しむ (※大場注 12月29日横浜コンサート)
桑田佳佑は、以前から「平和主義者」だったと言います。
ただ漏れ聞くところ、桑田は青山学院大学時代、ネット有名人の「リチャード・コシミズ」と同級生でよく話もしたそうです。リチャ・コシは『12・16不正選挙』などを著わし、現世界システム、日本システムの裏にあるものを容赦なく暴く活動で知られています。ネットでは、熱烈な“コシミズ党”支持者がいるかと思えば、単なる陰謀論者などと毛嫌いする人たちも多く、賛否両論半ばする人物です。
サザン桑田とリチャ・コシが今でも交流があるのかどうかは知りませんが、まるっきり音信不通ということもないでしょう。リチャ・コシの影響もあって、サザン桑田も政治悪や社会悪により敏感となり、今回の紅白歌合戦でこのようなレジスタンスパフォーマンスとなった面もあったのかな?などと勝手な事を考えたりもします。
なおサザンオールスターズは、今年3月に『ピースとハイライト』以上の安倍政権批判歌を発表する予定、との情報もあるようです。もし本当なら、今から楽しみです。
(大場光太郎・記)
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