国政選挙では連勝、地方選挙では連敗。なんかおかしくないか?
-こうなるとどうしても「不正」と言うキーワードを持ち出さざるを得なくなるのだ-
佐賀知事選で与党敗北
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2015011101001551/1.htm
2015年1月11日(日)20時44分配信 共同通信
前職の国政転身に伴う佐賀県知事選は11日投開票され、元総務省過疎対策室長山口祥義氏(49)が、前武雄市長樋渡啓祐氏(45)=自民、公明推薦=ら3人を破り初当選した。一部の自民党県議や、安倍政権の農協改革に反発する地元JAが山口氏を推し、保守支持層が分裂。政権にとって昨年7月の滋賀、同11月の沖縄両県知事選に続く敗北となった。今月26日にも召集される次期通常国会で推進する農協改革への影響は必至。4月の統一地方選への懸念も政権内で強まりそうだ。
投票率は54・61%で過去最低。当選した山口氏は樋渡氏に約4万票の差をつけた。
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【私のコメント】
既にニュースでご存知かと思いますが、11日投開票された佐賀県知事選は、上掲記事のとおり反自民系の山口祥義氏が当選しました。それも自公系の樋渡啓祐候補に約4万票の差をつけての圧勝です。これで滋賀県知事選、沖縄県知事選に続いて、安倍政権は主要地方選に3連敗したことになります。
(なお同知事選で樋渡陣営は、滑舌悪く聞きたくもない安倍首相の肉声が一方的に流れる電話を、県民有権者にランダムにかけまくり問題視されました。)
翻って、安倍晋三が政権を奪取した3年前の12・16衆院選、2年前の7・21参院選、そして昨年末の12・14衆院選は、目を見張るほどの自公圧勝でした。
安倍政権下における国政選挙と地方選挙では、なぜこうも結果が両極端に出るのでしょうか?アベノ“マヤカシノ”ミクスの恩恵が地方には十分行き届いていないからと言う屁理屈がありますが、共に地域の同じ有権者が投票している以上、国政選でも地方選でも大体近似した結果にならないとおかしいのではないでしょうか?
各選挙区で獲得票1位の候補者だけが当選し、後の候補者の投票は死票になると言う一見もっともな理屈もまたあります。がしかし、安倍自公政権の前の民主党政権下では、参院選(菅首相)と衆院選(野田首相)と続いて惨敗し、同政権下での各地方選も連戦連敗しています。国政選と地方選は見事にパラレルだったのです。
こうなるとどうしても、「不正」と言うキーワードを持ち出さざるを得なくなります。
そう考えると、国政選挙では不正集計マシン「ムサシ」などでいくらでも不正が出来るのに、各地方選挙ではシステム的にそれが出来にくい、そのためこんな両極端な結果が出てしまうのだ、と簡単明瞭に答えが出るのです。
辺野古建設反対派の翁長沖縄新知事が早速官邸に陳情に行っても、安倍閣下以下副大臣クラスまで会おうともしないように、極端な中央集権国家・日本では、どんな卑劣な手を使っても、国政選挙で勝ちさえすればもうこっちのものなのです。
それはともかく。国政選挙では、厳正そうに見えるのは選挙管理委員が立ち会って監視している各投票所までで、そこから先はまったくのブラックボックスです。
たとえばムサシ集計センターまで投票箱を運ぶのにタクシーを使ったり、(民間有志の)選挙管理委員が自家用車で運んだりしていると言います。勘ぐればもうその時点で、本物の投票用紙の抜き取り、偽票の投げ込み、果ては投票箱の丸ごとすり替えなど、ムサシに頼るまでもなくいくらでも不正が出来るわけです。
現に7・21参院選では、各地で大量の同一筆跡の投票用紙が見つかり大問題になりましたし、その関連で、ある創価学会婦人部がネットに、「組織の命令で偽票を書かされました」という告白投稿をして話題にもなりました。
こうして見てくると、安部政権に限ってみれば、各地方選の方が正しい民意を反映していると言えそうです。
国政選挙では、集計に多少日にちがかかっても以前の手開票に戻すとか、すべての最終集計まで大勢の監視委員たちが立会い、厳正に集計作業を見守ると言うような透明化がぜひとも必要です。
それと―。先の衆院選公示日直後の、大新聞横並びの「自民300超」予測記事も大問題です。これについては当ブログでも取り上げましたが、くどいようですが重要なので当該部分を再掲載します。
(『これが自民圧勝詐欺の動かぬ証拠だ!』より)
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-bec3.html。
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安倍首相を支えている大新聞は、低投票率にするために、わざと選挙前に「自民300議席へ」という記事を1面に掲げる予定だという。無党派層に「もう勝負はついた」「投票に行ってもムダだ」と諦めさせる狙いだそうだ。
しかし、12月14日の総選挙を棄権したら、安倍首相の思うツボだ。
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上の記事は、夕刊紙『日刊ゲンダイ』11月26日号に掲載されたものです。日刊ゲンダイはこの情報を独自ルートで入手したのだそうです。
(『有権者はいいのか?無党派層が棄権なら「自民大勝」の悪夢』)
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155224
そして日刊ゲンダイの予告どおり、12月4日の大新聞各紙朝刊1面には―。
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これは後に、各新聞社ともきちんとした世論調査に基づいたものではなく、「こういう内容の記事にしろ」という上からの命令で、現場の記者たちが鉛筆ナメナメ書いた事が判明しました。
総選挙直後都内の高級すし店で、安倍首相と各新聞社&NHKの編集・論説委員クラスによる「祝勝会」が催されましたが、国政選挙における安倍政権とマスコミの「政報連合体」癒着も由々しき大問題です。暴走権力のチェック機能を果たすべき大メディアが率先して、民主主義の土台を腐らせる不正選挙の片棒を担いでいるのですから。
元祖不正選挙の国・米国ですら、大統領選など大選挙期間中の選挙予測記事は自粛しているというし、まして政権トップとマスコミ幹部の定期的会食など言語道断、英国BBCの記者などは取材先で出されたコーヒー一杯飲んではいけない規則になっていると言います。
こうなると、日頃の「安倍内閣高支持率」のマスコミ調査も怪しいものです。周りの世間話でも、悪口はあっても積極的安倍支持などまず聞いたことのない私の体感で言えば、良くて支持率20%台なのではないでしょうか?
とにかくおらが国は、司法が中世並みどころか、政治も、報道も皆々「中世並み」と言えば、江戸時代の瓦版作者たちから、「てやんで~。あっしら、幕府やお代官から袖の下貰って書いた事などただの一度もないわ。この、おたんこなすのすっとこどっこい。あさって来いってんだ!」と、お叱りを受けそうです。
(大場光太郎・記)
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