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折り折りの短歌(5)

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薄曇る夕べに吹けり南風この風哀し花散らす風


散り敷いて花の莚(むしろ)となりてをりその感触を踏みつつ歩く


花無残道の際なる石垣の下に連なり吹き溜まりけり


(たんぽぽ五首)

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隙あらばどんなとこにも咲いているたんぽぽたちを遠近(おちこち)に見て


たんぽぽは強き野草よコンクリのわずかな隙間に一株咲かす


たんぽぽの命短し然れども今この時をただに咲きをり


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「地方こそ成長の主役」ポスターに臆面もなくと思わず苦笑


黒服で総身(そうみ)覆いしイスラムの女性行き過ぐ春の午後かな


コンテナの下をねぐらの野良子猫お椀のえさを顔埋(うず)めつつ


春闌(たけ)てまどろみいたる午後の刻(とき)我が両足の気(け)だるき重さ


フクイチの再臨界を恐れつつ今春(こんしゅん)繁(しげ)き不順な気候


我が生(あ)れし四月佳(よ)き月木々若葉花は豊かに彩(いろど)りにけり


取り立てて変哲もなき街中のベンチに在りし夕間暮れかな


物価皆値上がりしたるこの時節システム良けりゃずっと安いに


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(左側-車道側がさつきブッシュで、私が世話しているコクロやアク-推定年齢3歳-はここをねぐらにしており、画像中央の舗道でもよく遊んでいる。)

コクロ・アク野良ちゃんたむろす遊歩道市の花皐月(さつき)今盛りなり


港江(みなとえ)に注ぐ手前の澱み川(よどみがわ)架かれる橋を人ら行き交う


大駅の長き通路の片隅で蹲(うずくま)り寝し人らありけり


この時代駅を塒(ねぐら)の人たちを嗤(わら)える者がいるのだらうか


 (大場光太郎)

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