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「8・30国会10万人デモ」に参加して(1)

-かつての60安保時の6・15のように、ひょっとして歴史に刻まれる大集会となるのかもしれない「8・30国会10万人デモ」に参加できたことを嬉しく思う-


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 「8・30国会10万人デモ」、行ってきました!

 私が乗った東京メトロ千代田線車両の混み具合はさほどでもなく、『これならここで降りても何とかなるんじゃないか?』と、かつて懐かしい国会議事堂前駅で降り、「同志」と思しき人たちがゾロゾロ前を歩くのに付いていき、同駅の長い上りを上りきって地表に出たのが抗議集会が始まる午後2時頃でした。

 しかしそこからがいけません。
 やはり凄い大混雑らしく、要所要所に数人で警備している警官の指示で、私らはぐるっと裏手となる衆議院第二議員会館などのある上り下りの坂道を迂回させられ、『待てよ、いつぞやは国会からどんどん離されそのまま帰らされたらしいぞ』との疑念もよぎり、途中直行する上り坂がありそこを上って行けば国会議事堂に近いはずなのにそこにも警官たちがいて通せんぼ。

 別の年配者も食ってかかっていましたが、私も一人の警官をつかまえ、「何でこの道通れないの?」と尋ねてみました。「国会前が既にいっぱいでここを通してしまうと危険なんです」「じゃあ、今の道をどこまで行けば国会前にたどり着けるのよ?」「このまま進んでいただきますと246に行き当たりますから、そこをぐるっと右に回っていただければ行けます」

 といったことで、右手の高台に自由民主党と壁面にデカデカとあるケタクソ悪い自民党本部ビル側面をチラッと一瞥したりして、幸い雨は降ってないからいいようなものの、蒸し暑さの中をなおも黙々上り坂行進を続け、平らになった所をぐるっと回ってようやく議事堂側面の大通りに出てきました。

 先ほどから「戦争法案絶対反対!」「安倍は辞めろ!」といった派手でビートの利いた打楽器つきのシュプレヒコールが遠く聞こえていましたが、少しずつその音量が大きくなってきました。それもそのはずで、ポイントポイントに支柱付きのスピーカーが設置されており、そこから「SEALDs(シールズ)」リーダー奥田愛基(おくだ・あき)さんが進行役を務めているらしい抗議ステージの様子がダイレクトで届けられているのです。

 こんな大規模デモなのに何で一般車両を通行止めにしないんだ、車道をオープンにして参加者を車歩道自由に歩かせればこんな混雑にはならないじゃん、などと思いながらも現実は歩道しか歩けないわけで、仕方なしに牛歩のようにのろのろ歩を進めていくしかありません。

 と奥田君紹介に続いて、大音量スピーカーから志位和夫共産党委員長の挨拶の声が聞こえてきました。のろのろ歩きの合間に聞くものだから注意力散漫で仔細には把握できませんでしたが、志位氏独特の歯切れよい明晰なスピーチはいつ聞いても小気味よい説得力あるものです。

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 続いて吉田忠智社民党党首の挨拶。後で知ったのですが、今大集会には岡田克也民主党代表そして小沢一郎生活共同代表と4人の野党党首が勢ぞろいしたそうです。岡田代表は私が遠回りしていた時既に挨拶を終わり、小沢代表は私が帰路についてからの挨拶だったようで、特に小沢氏スピーチを聞き漏らしたのが残念です。

 さすがこの辺まで来るとデモそのものの雰囲気です。
 志位さんらの挨拶の節目節目に割れんばかりの拍手は起こるわ、スピーカーから流れてくるシールズ女性音頭による「戦争法案絶対反対!」「安倍は辞めろ!」などのよく透る声にいっせいに呼応はするわ。けっこうな人が「アベ政治を許さない」「憲法9条を守れ」などのプラカードを手にし、また背中に掲げていたりするわ・・・。

 流れに従い、国会図書館信号の所でそちら側に渡りました。いよいよ歩道から溢れんばかりの人の数です。この辺になると警備する警官も数が増えているようです。議事堂に平行した反対側に行きたいのに、なぜか横断禁止にしています。

 そこでも一人の若い警官に尋ねました。「あっち側に行けないの?」「あっちもご覧のとおりの混雑ですから、とても」「じゃあ、あっちに行くにはどうすればいいの?」「この道を下ると隼町信号に出ますから、そこを横断してまた上ってきてください」

 冗談じゃねえや、そんなまどろっこしいこと。内心そう思いながらも「あっ、そうなの」と受け流し、交差点から数メートルほど行った所で車道側が赤信号に変わり警官の動向も覗いつつ、車歩道を遮断しているカラーコーンの横バーを短い足でひょいと跨ぎ(笑)、さっさと向こう側に走って渡りました。それを見ていた70代男性も後に続こうとしましたが、さすがに私より動きが鈍かったらしく、途中で警官に取り押さえられ戻されてしまいました。

 直前記事では「流れに身を任せ」と述べ、おおむねそうしたつもりですが、元々妙な反骨心のあるらしい私のこと、ついこの時ばかりは流れに逆らってしまいました。

 ここで、警備警官について簡単にコメントしておきます。

 彼らは職務上とはいえ担当部署の警備を精一杯努めていたと思います。この後も3人ほどの警官に「抗議ステージの場所はどこか」とか帰りの道順などを聞いたりしましたが、皆丁寧に応対してくれました。表立って表明できなくても内心では彼らも反戦争法案、反安倍政権デモに共感しているのではないか?などと思ったりもしました。

 もっともつい先日、参加者逮捕までした過去の過剰警備是正のため、「8・30国会集会への過剰警備を監視する国会議員団」が結成されたことも大きかったのかもしれません。そのためか今回はかつてない大規模デモとなりましたが、大きな警備トラブルはなかったようです。

 ただ渡った先の反対側歩道(つまり議事堂側道がわ)で、年配参加者らと警官たちがもみ合いになっているのを目撃しました。その時はこちら側の参加者たちからも、「過剰警備はするな!」といった大声のシュプレヒコールが挙がりました。

(これから後半となりますが、それは「続編記事」と致します。あしからずご了承ください。)

 (大場光太郎・記)

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