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折り折りの短歌(7)

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六十年安保小学五年生なれど悲しき樺美智子の死   (※1)


青木立その下陰のあじさいの花が多彩に連なる小径(こみち)


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小揺れせし未明の地震(ない)に鳥たちの異様なほどに鋭い啼き音(ね)


鬱陶(うっとう)し雨上がりたる夕間暮れ青葉くきりと立ち顕(あ)れにけり


おちこちにあざみの花を見かけしが「あざみの歌」記事今年も見送り


長雨止みアク久しぶり現われる「ニャンだニャンだニャンニャンだだ~」  (※2)


洋猫系で横着面(おうちゃくづら)のアクなれどげっそり痩せてよろよろとして


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横浜の柏尾川堤(かしおがわてい)野良子猫ほれこの餌でしばしの飢えを (※3)


瀟洒(しょうしゃ)なる住宅街の住人も人間家畜に変わりあるまい


いつもより少し早めか七月十八日朝ミンミンの遠き初鳴き


夕風がそよろに通う木立より分けても繁き蝉の声かな


小藪よりふと飛び出せし油蝉行きつ戻りつ次どこねまる


久しぶり驟雨襲いし町空の上がる兆しの南(みんなみ)の雲


相模川に注ぐ手前の荻野川水面(みなも)きららな日盛りの午後


シールズを私は支持をするけれど少し黙れやバスの学生


これもまた男女子化の表れか野郎が寄ればとかく姦(かしま)し


「長崎の鐘」の歌詞とメロディが今年は身に染む八月九日


(大場光太郎)


【注記】
※1 樺美智子(かんば・みちこ) 東大文学部の学生だった樺は、60年安保闘争クライマックスとなった1960年6月15日の国会乱入デモに参加し死亡しました。死因は圧死とされています。享年22

※2 アクニャンは私が日頃世話している野良愛猫の一匹です。上拙歌のように洋猫系でふてぶてしい顔(毛は長くありませんがチンチラ系の顔立ち)をしていますが、また一番べたべた甘えてくるのもアクなのです。全身グレー色なので「灰汁(あく)色」から「アクニャン」と名づけました。7月の長雨の時は珍しく一週間以上姿を見せず、『こりゃもうダメだ』とあきらめていました。昨年6月の2日続いた大雨以来オオクロシマが姿を見せなくなったことがあったからです。だから久しぶりで現われた時は驚き、実際拙歌のように語ったのです(←アホー!)。長く続いた雨に気落ちしたのか、暑気あたりだったのか。一週間ほどよろよろ病み上がり状態でしたが、お陰様で今では元気回復、食欲旺盛です。

※3 柏尾川(かしおがわ) JR東海道線戸塚駅近くを流れる川です。

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