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広島原爆の日にあたって

 本日6日は、広島に原爆が投下されてから70年の節目の日にあたります。

 そこでということばかりではなく、実はかなり前からこの日の前後に、広島原爆に被曝した実体験をもとにした原民喜(はら・たみき)の短編小説『夏の花』を紹介したいと考えてきました。そのつど「青空文庫」収録の同小説を印字し、読み返しということを繰り返してきました。

 今回の印字で3度目です。アベノミクスなるものがいかにマヤカシか、この私が生き証人の一人かと思いますが(苦笑)、ここ2、3年は特に「最低レベルの生活の維持が第一」の日々で、マイブログに自前で作成した記事を更新するというのが本当に難しくなりました。(そこで現在は心苦しいながら、阿修羅投稿記事などの転載文に私の短いコメントを付すという“苦肉の策”でお茶を濁している次第です。)

 というわけで、3日前に『夏の花』を印字し、折りを見て読み返し今年こそ「原爆文学の白眉」とも、発表直後「比類ない美しい短編」と評されたこの作品の鑑賞文をきちんと、と考えていましたがまたも叶いそうにありません。

 ですから、以前読んで『凄い描写だなあ』と唸らされた箇所のみ以下に引用してみます。

(引用開始)
 馬車はそれから国泰寺の方へ出、住吉橋を越して己斐の方へ出たので、私は殆ど目抜の焼跡を一覧することが出来た。ギラギラと炎天の下に横はつている銀色の虚無のひろがりの中に、路があり、川があり、橋があつた。そして、赤むけの膨れ上つた屍体がところどころに配置されてゐた。これは精密巧緻な方法で実現された新地獄に違ひなく、ここではすべて人間的なものは抹殺され、たとへば屍体の表情にしたところで、何か模型的な機械的なものに置換へられてゐるのであつた。苦悶の一瞬足掻いて硬直したらしい肢体は一種の妖しいリズムを含んでゐる。電線の乱れ落ちた線や、おびただしい破片で、虚無の中に痙攣的の図案が感じられる。だが、さつと転覆して焼けてしまつたらしい電車や、巨大な胴を投出して転倒してゐる馬を見ると、どうも、超現実派の画の世界ではないかと思へるのである。 (引用終わり)

 なお当初の題名はずばり『原子爆弾』でしたが、あまりにも直截すぎると思い直したのか、のちに『夏の花』と改題したという経緯があったようです。これはこの小説の冒頭、奇しくも8月15日に一周忌を迎える妻の墓前に「その日までこの町が持つかどうか分からないから」と早めに参り、その時供えた花を指しています。その翌々日「私」(原民喜)は実家の中にいて原爆の直撃を受けたのです。

青空文庫版『夏の花』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/1821_6672.html

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(丸木美術館蔵「原爆の図」より)

 さて『夏の花』観賞文はまとめられませんでしたが、取りとめのない一文としてならきょうはその余裕がありそうです。広島原爆の日らしく、たまたま「原爆」「核」の話題もありそうですから、以下はそれに関連する雑文です。

 先ずは広島平和式典に参列した安倍首相挨拶から。



  「わが国は唯一の戦争被曝国として現実的で実践的な取組を着実に積み重ねていくことにより、「核兵器のない世界」を実現する重要な使命があります。また、核兵器の非人道性を世代と国境を越えて広める務めがあります。」(安倍首相挨拶の一部)
 
 平和式典で挨拶したこれまでのどの首相も必ず触れていた「非核三原則」に触れなかったことについて、民主党など野党は「三原則を変更するのでは」との批判が出ているようです。

 その懸念は大有りです。しかし全体的な印象として、「歯の浮くような内容」との感がします。これまで三百代言的嘘八百をさんざん聞かされてきた身として、どうせ官僚作成文の棒読みなのでしょうが、こういう美辞麗句を信じる気にはとてもなれません。

 過去にはこんな超大問題発言もしているのにー。
 
864
(2002年6月2日号「サンデー毎日」より)

 ねっ。こんな二枚舌の二重人格者の甘い言葉を鵜呑みにしてはいけないのです。信じれば後で必ず痛い目に遭います。

 と、戦争法案ですっかり旗色が悪くなった安倍首相は、国内外にさかんに「積極的平和姿勢」をアピールせざるを得なくなっています。いよいよ終戦の日前日の14日には、結局「閣議決定して」懸案の「安倍談話」を発表するそうですが、さて何が飛び出すのやら。国民はもとより中国・韓国など近隣国ひいては米国など世界中が注目する中、さあどんなものが出てくるのでしょうか。

 ところで参院安保法案審議で5日、中谷防衛相がトンデモ発言をしたようです。
 「核兵器は核弾頭を持っており、分類については、弾薬にあたる」「(後方支援では弾薬は運べるのだから)核兵器の運搬も法文上は排除しない」と明言したのです。

 中谷はこれまでも、ミサイル、手榴弾、クラスター弾、劣化ウラン弾などが弾薬であり、搬送できると答弁していました。クラスター弾や劣化ウラン弾などもレッキとした悪魔の兵器ですが、さらにその上「核兵器」ですら搬送可能というのです。安倍一派&戦争法案の正体見たり発言ではないでしょうか?

866
(丸木美術館蔵「原爆の図」より)

 話は変わってー。6日の当ブログアクセス解析では、恒例の『押尾事件の陰の主役-森裕喜氏死去』記事を差し置いて、『米国指令で「広島」原爆投下地決定したのは昭和天皇 !?』記事が全記事アクセストップとなりました。

 初の快挙(?)です。どうも今年は例年と違うようです。終戦から70年という節目の年ということもありますが、やはり安倍&安倍一派が国民に無理やり突きつけてきた戦争法案によって、「戦争か平和か」に超過敏になっている結果だと思われます。

 この記事、2、3週間前からアクセス上昇傾向にあり、私も注意してみてきました。一例として当時ツイート数150台だったのが、今現在では312にまで急増しています。

米国指令で「広島」原爆投下地決定したのは昭和天皇 !?
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-ba5e.html

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 「原爆投下地として広島に決定した」件も含めて、同記事などをお読みになれば分かりますが、昭和天皇が超A級戦争責任者だったことは動かせない事実です。

 また戦後占領政策がほぼ順調な成果を挙げ、米国は駐留米軍の日本引き上げを検討していたそうです。それを押しとどめ、「あと50年は駐留していただきたい」と昭和天皇が訴えたという証言まであります。

 昭和天皇は、国内クーデターや暴動、台頭著しいソ連(当時)の影響で日本が共産主義化することを恐れたためと言われています。あくまで天皇家の、いな天皇の自己保身目的だったのです。それにより日本はその後、基地問題や日米地位協定そして今回の戦争法案などで七転八倒しているのだ、とも言えるのです。

 イルミナティやレプティリアン(爬虫類人)の正体もそうですが、「平和天皇」の虚像で今まで隠されてきた昭和天皇の実像、あるいは先日公開した「田布施」記事のように「近代天皇家の真実」が容赦なく暴かれる時節到来ということなのだろうと思います。

 (大場光太郎・記)

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『原民喜-原爆詩』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-ffd5.html

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