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甘利大臣に“特権”と“選挙”の壁…特捜部は強制捜査に動けるか

-今回の「甘い利権体質が明らかな」甘利明の大臣室での現金授受は、元検事の郷原信郎氏が説くように「絵に描いたようなあっせん利得」だ。証拠不十分どころかむしろ証拠が揃いすぎており、東京地検特捜部は即関係先を強制捜査すべきケースである。エリート検察官数名が物々しい出で立ちで関係先入り口を直角にスパッと曲がるかっこいい姿がよくテレビ報道で映されるが、今回はそれを見せる絶好のチャンスだろう。だが検察も並々ならぬ関心を寄せており、水面下で動いているとは言うものの、表立った動きはまったくない。事件発覚直後の20日夜、国会周辺に張り巡らされている秘密の地下通路の一つを通って安倍、菅そして甘利の3人の爬虫類人が公邸に集まり善後策を話し合ったという。結果甘利サイドの時間稼ぎ作戦となっているとみられるのだ。その間かつてのドリル小渕のケースのように、ヤバイ資料などを破棄し証拠隠滅工作をされる可能性は十分にある。犯罪要件は明らかなのだから、検察は発覚当初から証拠保全のためにも間髪を入れずに即動くべきなのだ。並みの国民がスピード違反や駐車禁止で捕まった際「記憶が曖昧だからきちんと事情を整理して後日説明しますから切符を切るのはそれまで待ってください」などという逃げが許されるのか?甘利の件は警察も検察もいらない話だ。痺れを切らして民間の学者を中心とする市民グループが告発に動いているが、腐れ検察はやはり腐れ自民党清和会連中のいかなる巨悪にも目をつぶるということなのか? (大場光太郎・記)-

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甘利大臣に“特権”と“選挙”の壁…特捜部は強制捜査に動けるか(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo200/msg/198.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 1 月 24 日 08:20:05
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/174008
2016年1月24日 日刊ゲンダイ

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証拠はそろっている(C)日刊ゲンダイ

「大変申し訳なく思う。事実を確認し、国民に疑惑を持たれないよう説明責任を果たす」――。“異例”の謝罪挨拶で始まった22日の甘利明大臣の経済演説。表情は硬く、目もうつろだった。そりゃあそうだろう。疑惑をスクープした「週刊文春」の報道通りなら、完全に違法だ。東京地検特捜部は「強制捜査」に乗り出すのか。

 事態は急ピッチで展開する可能性がある。すでに上脇博之・神戸学院大教授ら市民グループは、東京地検特捜部に刑事告発する検討を始めている。

「会計責任者だけを政治資金規正法違反(虚偽記載)で告発するのか。甘利大臣も共犯とするのか。あるいは甘利大臣を斡旋収賄罪や斡旋利得処罰法違反に問うことができるのか。これから(グループの)弁護士などと相談して(告発を)検討したいと思います」(上脇博之教授)

 いつもは安倍政権に対して弱腰のメディアも、珍しく疑惑を連日報道。野党も「千載一遇のチャンス」とイケイケドンドン。国会質疑で徹底追及する方針で、秘書や甘利の証人喚問も求める構えだ。

 メディアと野党が批判を強めているのは、証拠がそろっているからだ。それも「カネを授受する写真」「やりとりを録音した生々しいテープ」「当事者の証言」など、捜査当局が喉から手が出るほど欲しい決定的証拠だ。果たして特捜部は動くのか。捜査はどう進むのか。元検事の郷原信郎弁護士はこう言う。

「甘利議員本人はともかく、秘書(の立件)はかなり堅い。これだけ材料がそろえば、特捜部も動かざるを得ないでしょう。今回のケースは単なる『口利き』や『政治とカネ』といった次元をはるかに超える悪質なレベル。特捜部はここで動かないと(政権との)癒着を疑われかねません」

 実際、小沢事件でも小渕事件でも、秘書は逮捕されている。自民党も危機感を強めているのか、党内では甘利の“早期辞任説”が強まっている。ただし、捜査には“国会の壁”があるという。

「国会開会中は、議員には不逮捕特権があります。会期中は聴取も難しいでしょう。さらに、閉会後はすぐに参院選に突入するため、特捜部は、閉会後も動きにくい。何よりも、今国会は法務省の悲願である『盗聴法』(通信傍受法)や、司法取引を柱とする『刑事司法改革関連法案』成立がかかっている。安倍政権が法案を“人質”にする可能性がある。甘利大臣がノラリクラリごまかしているのも、法務省や検察の“感触”を探っているからでしょう」(司法記者)

 09年の小沢事件で、特捜部はいきなり小沢秘書を逮捕し、ギュウギュウ絞り上げた。当時、捜査に関わった斎藤隆博検事は今、特捜部長だ。小沢事件や郵便不正事件で信頼が地に落ちた特捜部は、今度こそホンモノの疑惑にメスを入れるべきだ。

関連記事
『甘利大臣、「絵に描いたようなあっせん利得」をどう説明するのか(郷原信郎が斬る)』
http://www.asyura2.com/16/senkyo199/msg/917.html

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(神奈川県大和市内の喫茶店にて)


政界地獄耳 時間稼ぎで逆に追い込まれる(日刊スポーツ)

http://www.asyura2.com/16/senkyo200/msg/164.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 1 月 23 日 11:00:05
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1595664.html
2016年1月23日8時8分 日刊スポーツ

 ★「調査に時間がかかる」と、来月4日にニュージーランドで行われるTPPの署名式に出席する前に第三者委員会にゆだねた調査報告の結果を待つだとか、「私の記憶と報道が部分的に違うところがある。記憶をたどり報道との違いを埋め、説明できるようにする」とか、ダボス会議に出席のためスイスに行くだとか、経済再生担当相・甘利明の時間稼ぎとしか思えぬ言動が情けない。衆院議運委理事会では官房副長官・萩生田光一が「28日までに甘利に説明してもらう」とした。

 ★しかし、野党各党は納得しておらず、維新の党代表・松野頼久は会見で「現金をもらったのか、もらわなかったのか。それぐらいは説明できるはずだ。現金をもらったのであれば覚えていると思う。覚えていないぐらい、いつも、いつも、もらっているのかと疑わざるを得ない。1週間もかけて調査する内容なのか」と不快感をあらわにした。また甘利の説明も疑惑隠しに見える。第三者の調査を待つとしながらも「私は法に反するような行為はしていない。職務に専念する」としたり、大臣室や事務所で多額の現金を授受することはあるのかの問いに「それはない」と答えるなど矛盾が多い。

 ★自民党関係者は「時間稼ぎが説明責任というより、甘利を追い込んでしまっている。28日は次週の文春の発売日。続報の内容も見て対応しようというのだろうが、政治家、ことに甘利クラスなら、近寄ってくる業者の見極めも大切。脇が甘すぎる。もしクリアできる内容でも、大臣も秘書も政権の中枢にいるべき人材ではないだろう。今後はもう金を返したとか、問題なかったで幕引きは無理。辞任しかないだろう」。波乱国会はスタートしたばかりだ。(K)※敬称略

(転載終わり)


関連記事 ※「週刊文春」2016年1月28日号記事全文
「甘利明大臣事務所に賄賂1200万円を渡した」 TPP立役者に重大疑惑〈実名告発〉 口利きの見返りに大臣室で現金授受。
http://www.asyura2.com/16/senkyo200/msg/145.html

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