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甘利大臣辞任スクープ すべての疑問に答える(1)告発者は甘利大臣を嵌めたのか?(週刊文春)

-「あまり」にも唐突な清原和博逮捕劇は裏に政局がらみがあったとみられ、その大きな目的の一つは「甘利事件隠し」だったとみられている。甘利事件を徹底解明され真相が国民の前に白日の下に暴かれることは、そのくらい安倍政権にとって大ダメージになるということなのである。そうでなくても甘利本人の大臣室における50万円授受は収賄というリッパな犯罪行為なのである。「辞任は潔い」「武士だ」だなどと美談調で持ち上げるなどとんでもないことなのだ。だから甘利明の大臣辞任だけで一件落着としてはならないのだ。今回の事件の全容解明のために、贈賄側の薩摩興業の総務担当者だった一色武や収賄側の甘利事務所長・清島健一はもとより、甘利本人の国会招致が必要である。それも偽証しても罪を問われない参考人招致ではなく、直近の予算委員会で志位和夫共産党委員長が発議したように厳しく偽証罪に問われる証人喚問が必要である。 (大場光太郎・記)-
 
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甘利大臣辞任スクープ すべての疑問に答える(1)告発者は甘利大臣を嵌めたのか?(週刊文春)
http://www.asyura2.com/16/senkyo200/msg/699.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 2 月 04 日 20:05:05
http://9321.teacup.com/sinpo/bbs/2039
「週刊文春」2016年2月11日号:東京新報

 小誌が二週にわたって報じてきた独立行政法人都市再生機構(UR)への口利きに関する甘利明事務所の「1200万円収賄疑惑」は、一月二十八日、甘利明TPP担当大臣(66)の辞任という急展開を見せた。

「安倍政権が直面した最大のスキャンダル」(一月二十八日付、英BBC放送・電子版)と言われるほどの重要閣僚の辞任劇だけに、さまざまな揣摩臆測(しまおくそく)が乱れ飛び、実名告発した一色武氏(62)へのバッシングも相次いでいる。

 小誌は、今回の疑惑報道にあたって、何よりも「ファクト」を重視してきた。一色氏の証言を裏付けるべく、客観的な物証の提供を求め、かつ小誌独自でも長期間、検証取材を行ってきた。

 だが、その証拠の多さを逆手にとって、「録音されていたり写真を撮られていたり、罠を仕掛けられた感がある。罠のうえに周到なストーリーが作られている」(高村正彦自民党副総裁)などと批判をする声もある。一色氏が語る。

「甘利氏は大臣を辞任されるという非常に重い決断をされた。しかし、一方で事実と異なる説明も少なくない。また、私に対する批判もあることは承知しています。大臣辞任に至った一連の告発を総括する意味で、今回経緯について丁寧に説明することにしました」

 一色氏に対する批判で最も多いのが、高村副総裁に代表される「罠に嵌(は)めた」という見方だ。

 また、そうした声に乗る形で、〈建設会社幹部を帯同し、甘利氏の秘書を隠し撮りした文春の取材手法にも物言いが付いた〉(二月一日付、夕刊フジ)と事実誤認の報道もある。

「まず文春に、金銭授受の写真を撮ってくれと依頼したことなどありません。また、文春から撮影のために金を渡してくれと頼まれたこともありません。私は、甘利氏の公設第一秘書で大和事務所所長だった清島健一氏(39)に毎週のように金を渡しており、いわばルーティンでした」(一色氏)

 小誌は、昨年八月、一色氏からURへの口利きに伴う甘利事務所への金銭提供の話を聞いた後、独自に裏付け取材を続けてきた。

 一色氏の証言が荒唐無稽に感じられたため、慎重に一色氏や清島氏の行動確認を続けてきたことは、先週号でも書いた通りだ。金銭授受の写真についても、毎週ほぼ同じ時刻に会合するという飲食店を何度も張り込んだ結果、ようやく店内での撮影に成功した。

 疑惑の核心は、国務大臣や公設秘書が、その権力を利用して、口利きし金銭を受領していたというものだ。写真が、“犯行現場”を立証する上でも極めて重要であることは言うまでもない。

 元東京地検検事の落合洋司弁護士が語る。

「まず、考慮すべきは立場です。現職大臣、およびその公設秘書ということで公共性、公益性が高い。取材は公共性、公益性が高い対象者の問題点、違法性を世に知らしめるためであり、きわめて正当性は高いといえます」

 また、多数の録音やメモについて、一色氏はこう説明する。

「私が、URとの交渉だけを詳細に記録していたというなら『嵌めた』と言われても仕方がないでしょう。しかし、私は、もう何十年もの間、日記やメモをつけてきました。また、『言った、言わない』を避けるために、さまざまな交渉を録音するようにしてきました。URとは別件の交渉も、録音やメモなどが残っているのです。録音も、文春から依頼されて録ったものではなく、以前から私が記録用に保管していたものです」

 前出の落合弁護士は語る。

「事務所内での会話についてはプライベートとはいえず、飲み屋での会話録音も、一色氏の資金提供で飲み食いし、仕事の話をしている以上、プライベートとはいえない。よってプライバシー侵害にはあたりません。大臣やその公設秘書という公人中の公人の悪事を明るみに出したいという目的で、提供した録音を基に報道機関が記事にすることには公益性があります」

 一色氏は「嵌めた」説にこう反論する。

「甘利氏を嵌めて、実名告発して、私に一体何の得があるのでしょうか。

 甘利氏を嵌めるために、長期にわたる補償交渉や多額の金銭授受、数十回の接待を行うのは、金と時間、労力に見合いません。

 URへの口利きを依頼し、金銭を渡した以上、捜査対象になる可能性は承知の上です。もちろん、聴取の要請があればきちんと応じるつもりです。

 捜査対象になりかねないリスクを冒しても、告発に踏み切ったのは、およそ三年にわたり数千万円をつぎこんできたプロジェクトが、いいようにタカられていただけだったという怒り、そして悔しさからです。

 もちろん私も口利きを頼んでおり、ほめられたものではありませんが、権力者が逃げ切り、私のような者だけが切り捨てられる――そんなことはとても許せなかったのです」

             ◇

甘利大臣辞任スクープ すべての疑問に答える(2)なぜこの時期に文春から出たのか?
http://9321.teacup.com/sinpo/bbs/2040
「週刊文春」2016年2月11日号:東京新報

 (どういうわけか、(2)は(1)の重複なので、省略)

             ◇

甘利大臣辞任スクープ すべての疑問に答える(3)甘利大臣は50万円をポケットに入れたか?
http://9321.teacup.com/sinpo/bbs/2041
「週刊文春」2016年2月11日号:東京新報

「政治家以前に人間としての品格を疑われる行為であります。そんなことをするはずはありません」

 甘利氏が一月二十八日の辞任会見で語気を強めて否定したのは、現金五十万円をスーツの内ポケットに入れたという証言だった。

「今日は私の晴れ舞台だから。でも、額に手をあてただけでフラッシュが百回くらい焚かれるんだよな」

 参院本会議の最中、そう言って笑顔を見せていたという甘利氏。だが、会見が始まると、一転神妙な表情で、二度にわたり、自身が現金五十万円を受け取っていたことを認めた。

 一度目は、一三年十一月十四日。一色氏は、S社のT社長とともに大臣室を訪れた。甘利氏によれば、「社長らが退出した後に、秘書から『紙袋の中に熨斗(のし)袋が入っていました』と報告があった。それで、私から秘書に『政治資金としてきちんと処理するように』と指示をした」

 だが、一色氏はこう反論する。

「事実は違います。T社長は木の箱に入ったとらやの羊羹と一緒に、私が用意した普通の白い封筒に包んだ現金五十万をその場で甘利氏に手渡しました。熨斗袋ではありません。そして大臣はその白い封筒をスーツの内ポケットに仕舞ったのです。そもそも口利きという危ない行為に対するお礼なのですから、品格云々は言い訳にもなりません」

 同席したT社長も一月十八日、小誌にこう証言している。

「一色さんから封筒を預かり、(羊羹を入れた)木の箱の上に乗っけました。清島さんが大臣に耳打ちすると、(大臣が)『あーはい、はい』と言っていた記憶があります。(それで)懐に入れたような、内ポケットに。もう分かっていたような感じで、中身も見ないで、ポッと入れたから。

 その日は、TPPの話とかで四十分くらい喋りました。後日、清島さんに『何かして欲しいことない?』と聞くと、『甘山会の千葉支部を作ってくれたら嬉しいですね』と言われて、異例の早さ、五カ月で(千葉支部を)作ったんです」

 二度目の現金授受は翌一四年二月一日、大和事務所で行なわれた。

 実は、甘利氏は大和事務所の五十万円については、内ポケットに入れたことを会見で一度も否定していない。小誌報道が異なると強調したのは、一度目の大臣室の授受における“ポケット疑惑”だけなのだ。

 二回目の時はどうか、と追及されても、「開けていないですから、中が何かわかりませんけど」と最後まで明確な回答を避けた。また、清島氏も「(一色氏は)帰る前に甘利大臣に五十万円の入った封筒や手土産を渡したと思う」と弁護士の聴取に答えているという。

 一色氏が振り返る。

「現金五十万円は、横浜銀行の封筒に包み、それを少し大きめの白い封筒に入れていました。清島所長に『例のものを』と促され、大臣に白い封筒を手渡すと、甘利氏は『パーティ券にして』とおっしゃいました。私が『個人的なお金ですから(受け取って下さい)』と言うと、大臣室の時と同様に、内ポケットに封筒を仕舞ったのです」

 一色氏はこの場で、厚さ数センチの資料を手に、産廃撤去をめぐるURとのトラブルを甘利氏に直接相談したという。事実、甘利氏は会見でも「S社の敷地内から『産廃が出て困っている』との相談がありました。私は『地主が責任を持つんじゃない』と話したように思います」と述べていた。

「およそ三十分の会話のほとんどが産廃撤去の件です。大臣からも『これはどういうこと?』と幾つも質問をされました。口利きのための現金だということは、甘利氏自身がよく分かっているはずです」(一色氏)

 また、甘利氏は計百万円の現金授受について、〈一四年二月四日にS社からの百万円の寄付金の記載がある〉と説明。最初の五十万円は〈舌癌騒動で入金が遅れた〉が、政治資金として適切に処理したと語った。T社長はこの記載について、小誌に明確に否定していた。

「パーティ券を買ってくれ、とかなんだかんだカネを出しているけど、最初の五十万円はあくまで一色さんの懐から出ているから、それはあり得ない。(『献金として処理する』という言葉も)全然聞いていません」

 一色氏はこう締めくくる。

「二月四日付の百万円は私が渡した二度の五十万円とは別に、S社が献金したものです。甘利氏のこの説明もまた事実ではありません」

             ◇

甘利大臣辞任スクープ すべての疑問に答える(4)告発者とS社社長は甘利大臣を脅迫したか?
http://9321.teacup.com/sinpo/bbs/2042
「週刊文春」2016年2月11日号:東京新報

「今回の報道があってから、A秘書に対しまして、S社社長から、毎日のように『口裏合わせをしよう』との電話があったとの報告を受けています」

 甘利氏は辞任会見で、S社社長とA秘書(清島氏)との間に、こんなやりとりがあったと明かした。

「発言を聞いて、S社社長と、その会社の総務担当者である一色氏が組んで、甘利氏側を脅していたという印象を持った記者も多かった」(社会部記者)

 それもそのはず。甘利氏の説明では、S社のT社長は、こんな恫喝めいた発言をしたと言うのだ。

〈もし、ちょっと動いてみて、大臣が口利いてでも、もしうまくなるようであれば、その返事をいただいて、(略)何とかなるっていう風にやって、言ってくれれば絶対止める〉

 T社長は、甘利氏がURに口利きし、補償交渉を決着させてくれれば見返りに、小誌記事を止めると言っているようにとれる。

 だが、実はT社長は小誌に対し、真逆の内容を語っていた。一月十八日、T社長は、自身の携帯電話の着信履歴を見せながら、こう言ったのだ。

「(清島氏から電話があったのは、一月十六日)二十一時四十二分が最初です。次は二十二時九分。(翌十七日は)九時十四分だよ。朝からさあ、寝かしてくれないんだよね。十六時四十一分、十六時五十二分、十七時八分と、着信履歴だけでこんなに並んでますよ」

 一月十六日は、小誌が清島氏に二度にわたり疑惑を取材した日だ。二度目の取材が終わったのが、二十一時十分頃。甘利氏は会見で、清島氏から小誌取材の報告を受けたのは「十七日の夜」だと明かしている。

 つまり清島氏は、甘利氏に報告するより先に、T社長に何度も電話をかけていたことになる。

「清島さん焦ってたよ。早く会ってくれって。土曜日(十六日)から大騒ぎになってるから。電話切らねえんだよ」(T社長)

 清島氏は十八日の十六時にS社に来社しT社長と面会する予定だった。しかし、直前に「会うことができなくなった」と連絡があったという。

「『だったら、さっさと言え、この野郎』って、えらい怒ったよ、俺。『お前が来るっていうから、俺(会社に)いたんだ』って」(同前)

 T社長は二十日、小誌に対し面会キャンセル後も清島氏から電話が度々かかってきたと語った。

「(清島氏は)すごくずっと心配してきて電話をくれるよ。清島もだし、大臣が一番心配してるらしいよ、俺のこと。迷惑かけたっつってすごく謝ってんだって。『大臣が会いたがってます』『俺も(大臣に)会いたいな』って言うと、『会わせたいんですが、今は会えないんです』って言い方をしてるんだけども」(同前)

 T社長の言い分をそのまま信じれば、清島氏が一方的に脅迫されていたとは信じがたい。

 一方、一色氏はこの頃、小誌記者にT社長への不信感をこう漏らしていた。
「社長の行動、おかしくないですか? 文春で私が告発することを了承しているにも関わらず、今も清島氏と頻繁に連絡を取り合っているのは一体どういうことなのか」
 実は、第一弾の記事が発売された直後、一色氏とT社長の関係は、終わりを迎えたという。

「社長と最後に電話で話したのは一月二十五日。『弁護士が、特捜部が動くかもしれないから、もう一色やマスコミと連絡をとらないよう言われた』と伝えてきました。その日の二十二時五十六分、今度はLINEが来て〈電話でられない。話は留守電かLINEに〉とメッセージが届きました」(一色氏)

 さらに、S社からも絶縁されたことがわかったのが、一月二十六日のことだ。

「昨年末、私がURに情報公開請求をしたことは既に述べましたが、これはS社の総務担当者として行ったものでした。その開示予定日が二十七日でした。しかし、その前日の二十六日にURから連絡がきて、『一色さんはS社とは関係ない方なので、情報開示はできません』と言われたのです。つまり社長は、一色はもうS社の人間ではないとURに言ったとしか考えられません」(同前)

 目下、雲隠れ中のT社長に電話し甘利氏の「口裏合わせ」発言について聞くと、
「あれには前段があるんです。秘書から相談もされていましたが、そんなこと記事にするのはやめて下さい。俺はもともと甘利が本当に好きでしたから」

 清島氏とT社長、どちらがウソをついているのか。

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甘利大臣辞任スクープ すべての疑問に答える(5)「賄賂1200万円」は誰が出したのか?
http://9321.teacup.com/sinpo/bbs/2043
「週刊文春」2016年2月11日号:東京新報

「一色氏は、甘利氏や秘書たちに渡した現金や接待の総額は確実な証拠があるものだけで約千二百万円と告発していますが、その原資を巡って、怪情報が飛び交っています。スポンサーが金を出して、一色氏に渡させて、甘利氏側を嵌めたというのです。そのスポンサーの正体は古賀誠氏、小沢一郎氏、はたまた民主党だという説もあるとか」(永田町関係者)

 一色氏はスポンサーの存在を一笑に付す。

「原資は、S社の金及び私個人の金です。正確に説明しましょう」

 まずは、千二百万円のうち、二〇一三年八月二十日に、大和事務所で清島氏に渡した五百万円について。

「これは、S社のお金です。この日、持参したのは一千万円でしたが、五百万円を清島氏が返してきたため、計五百万円分の領収書をS社の名前でもらいました」

 この五百万円のそもそもの原資は、URから支払われた約二億二千万円の補償金だった。

「八月六日にURと『物件移転契約書』を交わし、URから補償金の一部が八月二十日に振り込まれた。この日に金を引き出した私は、口利きのお礼を渡すべく、大和事務所に車で向かったのです。渋滞して時間がかかり、イライラしたことを昨日のことのように思い出します」

 このS社の五百万円以外の原資は、すべて一色氏の金だという。

「清島氏や鈴木氏に“経費”として渡したり、キャバクラやフィリピンパブなどで接待する際に使いました。資料が膨大で未整理のものもありますが、例えばURとの交渉経費として、清島氏には十五万円を、計五十三回渡しています。二十万円のときもあり、鈴木氏の経費もありますから、八百万円以上です。その他、飲食代や選挙応援資金などを合わせると、数千万円に上るはずです」

 一色氏が告発する理由の一つになった清島氏や鈴木氏のタカリについては、こう振り返る。

「最初に行ったのは、清島氏が常連のキャバクラでした。数万円だった代金が、何度か通ううちに十万円台になった。席に付いた女の子たちにドンドン注文させたからです。私が払うとわかってから、やりたい放題でした」

 甘利氏に大臣室と大和事務所で渡した合計百万円も一色氏が出したという。

 しかし、これだけ多額の自腹を切って、一色氏にどれだけリターンがあるのか。

「URとS社の交渉がまとまれば、補償額の一定割合を『成功報酬』としてもらうことになっていました。

 私にとって、甘利事務所に使った金は必要経費。口利きがうまくいけば、つぎ込んだ数千万円をはるかに上回る報酬が入ってくるはずでしたから」

             ◇

甘利大臣辞任スクープ すべての疑問に答える(6)URへの口利きで秘書は逮捕されるのか?
http://9321.teacup.com/sinpo/bbs/2044
「週刊文春」2016年2月11日号:東京新報

小誌先週号では、甘利事務所の清島氏と鈴木氏が、URへの働きかけを語る録音の一部を紹介した。その早刷りが永田町に出回った一月二十七日、首相官邸の最高幹部は、安倍首相にこう進言したという。

「警察の感覚なら、秘書は確実に逮捕されます。(取調べが始まれば)『甘利さんの認識も少しあった』などと喋らされますよ」

 事の発端は一三年五月、一色氏が清島氏にURとの補償交渉について相談したことだった。この時、清島氏はURに内容証明を送ることを提案し、翌六月、UR本社にベテラン秘書を向かわせる。その結果、S社は約二億二千万円の補償金を得たのだった。

 URは「補償金が吊り上げられた事実はない」と説明するが、会計検査院は補償金額の妥当性について検査を開始している。

「補償金が出たのは、甘利事務所の口利きのおかげ。そのお礼として、一三年八月、大和事務所で清島氏に現金五百万円を渡したのです」(一色氏)

 そのうち、百万円が神奈川県第十三選挙区支部、さらに百万円が大和市第二支部の政治資金収支報告書に記載されているが、残りの三百万円は不記載だった。

 清島氏は一月十六日、小誌の取材に「それは確かめさせて下さい。計上ミスしたかもしれない」と動揺しながら答えたが、実際は、清島氏が「手元で管理し、費消してしまった」(甘利氏の会見での説明)。

「甘利事務所には政治家になる秘書が多い中、清島氏は野心の乏しいタイプ。それだけに甘利氏も信用していたのでしょう。一方、鈴木氏は年上にもタメ口で、合コン好き。最近急に羽振りが良くなったと噂されていましたね」(自民党関係者)

 一四年に入ると、S社の敷地に埋まる産廃をめぐり、URとの間で三十億円規模の補償交渉に発展する。

 一色氏からの賄賂を受け取り続けた清島氏や鈴木氏は、昨年十月から今年一月の三カ月間で十回にわたってUR職員と面談していた。

 URは、小誌記者の質問にこう回答した。

「(十回以上の面談は)頻繁にはない。正直申し上げれば、千葉からわざわざ大和まで足を運ぶわけですから、回数が多いということでは、あまり嬉しい話ではございませんでした」

 事実、URの調査結果でも、鈴木氏の〈何の問題があるのか、機構は至って前向きな対応だと感じるが〉〈少しイロを付けてでも地区外に出ていってもらう方が良いのではないか〉との発言が明るみに出た。

 清島氏も〈事務所に相談したが、それでも金額の増とはならなかった。ということでも事務所の顔は立つ〉などと、しきりに事務所の顔を立ててほしいとURに要求していた。

 清島氏は、小誌の取材に「そんなふうに書かれたら、辞めないといけない」と漏らしていたが、言葉通り二人の秘書は辞表を提出した。

「鈴木氏は、報道後も『心配させてすいません!』と明るい様子だったが、挨拶回りもなく議員会館から姿を消した」(秘書仲間)

 だが、辞表を出して一件落着というわけではない。

 元東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎氏は「検察が捜査を躊躇する理由は一つもない」と語る。

「秘書二名については、比較的立件が容易な政治資金規正法違反と業務上横領を“入り口事件”として身柄確保すればいい。しかも、現金受領の事実や異例の面談回数、総務部長の同席など材料も揃っています。与党の有力議員である甘利氏の影響力を考えれば、あっせん利得処罰法違反まで広げていくことも十分可能です」

 特捜部は、UR職員を近く事情聴取する方針だ。

(転載終わり)

『関連記事『整った逮捕条件 URの生殺与奪権を握っていた甘利氏の権限(日刊ゲンダイ)』
http://www.asyura2.com/16/senkyo200/msg/638.html
『「事実なし」が一転…UR職員が甘利事務所“口利き”におわす(日刊ゲンダイ)』
http://www.asyura2.com/16/senkyo200/msg/660.html
『忘れるな!甘利明は高浜原発を動かした犯罪者だ~広瀬隆緊急アピール(レイバーネット日本)』
http://www.asyura2.com/16/senkyo200/msg/669.html

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