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日本語は特殊ではないが「最強の言語」か

-私たちが生まれてから今日まで使っている「日本語」は、世界中に数多ある言語の中でも特殊であると、何となく感じている人が多いのではないだろうか。私自身、中学・高校時代からそう感じてきた。いわゆる五十音というのがあるが、「あいうえお」の母音を縦軸に、「かさたなはまやらわ」の子音を横軸に五十音できれいに収まるのである。こんな予定調和的な不思議な言語が他にあるだろうか?と、思いつつも日常生活ではそんな難しい事は考えもせず、ひらがな、カタカナ、漢字を自在に組み合わせながら喋ったり、書いたりしているわけである。それに加えて英数字や英単語・その他の言語なども自在に用いられることも考えてみれば不思議である。その不思議を遡って「ひふみ祝詞」「天の数歌」といった日本言霊神授説にまで遡ればなにやらオカルテックになってしまうので、ここでは触れない。日本語の不思議さに人一倍思いを致してきたのは、彫心鏤骨して日本語を綴ることをもって珠玉の作品としてきた優れた作家ではないだろうか。例えば三島由紀夫。ある阿修羅読者が最近、「三島はわが国の文化を守ろうとしていた。分けても文化の基となる日本語。三島は日本語に秘められた力を知っていたのだ」というようなコメントがあった。確かにそうだったのかもしれない。近年の世の乱れ、文化の衰退、モラル破壊の根底にあるのは「日本語の崩壊」なのではないだろうか? (大場光太郎・記)-

ひふみ祝詞


天津祝詞


あわの歌


日本語は特殊ではないが{最強の言語」かも
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/1980202.html#more
大摩邇 22:30
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=312249

<転載開始>
日本語は特殊な言語かと思っていましたが、分類的には平均的なグループに属しているようです。
ただ平均的なことが、実は最強の言語でもあるようです。
また、発音の際のエネルギーが身体に負担が少なことや、人間の心理的・生理的制約に即した極めて自然な形となっているなどの特徴もあるようです。

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日本語って本当に特殊なの?
リンク
まずは日本語が、決して特殊な言語ではないという観点から見てみたいと思います。
言語の分析においては、言葉(語彙)と文法の二面から検討をするそうです。

◆言葉における特徴比較として、その言語が持っている母音の数を一つの基準とするそうです。世界の言語調べたデータ(WALS)によると、対象となる563言語の分布は以下のようになっているとのことです。

・少母音(2~4母音):92/563言語(約16%)アレウト語・ナバホ語・マダガスカル語など
・平均的(5~6母音):288/563言語(約51%)日本語・アラビア語・スペイン語・ロシア語など
・多母音(7~14母音):183/563言語(約33%)英語・フランス語・韓国語・ジャワ語など
日本語と同じ漢字を使用する中国語においては、36もの母音数となっています。

日本語の音については、他の言語と比べた時に、母音の数が平均的であるだけでなく、子音の数についても「適度に少ない」と評価されています。
日本語は母音数が平均的であるだけではなく、その発音は極めて合理的であり、楽をして自然に発することができるものされています。

◆言語によって基本的な構文がどのようなものになっているかを調査したものです。
調査対象は、1056言語に及んでいます。
その結果は以下のようになっています。

SOV型:497/1056言語(約47%)、日本語・韓国語・ヒンディー語・エスキモー語など
SVO型:435/1056言語(約41%)英語、ロシア語、スワヒリ語、中国語など
VSO型:85/1056言語(約8%)ウェールズ語・ヘブライ語・サモア語など
VOS型:26/1056言語(約2%)マラガシ語(マダガスカル島)など
OVS型:9/1056言語(約1%)ブラジル一部、オーストラリア一部など
OSV型:4/1056言語(約0.5%)アマゾン地区など

この中で日本語は、調査対象の47%を占めるSOVのグループに属しています。したがって、構文(語順)からみたても、日本語は特殊であるどころかきわめて普通の言語であると言うことができます。

→日本語は極めて普通の世界にありふれた言語であるということができるものです。
よく言われている日本語の特殊性と言うのはどこからきていることなのでしょうか。これはひとえに、言語の発展・伝達の系譜からだけ見た結果にしか過ぎないのです。

漢語導入の前に存在していた「古代やまとことば」の起源がわからないだけで、言語の成り立ちでグループ化しようとしたときにはめるべきグループが見つからなのので、孤立した特殊言語とされているにすぎません。

しかも,その「ごく普通で,ありふれている」という性質は,決して偶然の産物ではなく,人間の心理的・生理的制約に即した極めて自然な結果であると言えるのではないでしょうか。

言語としての基本的な部分が、世界に存在する言語の中でもきわめて標準的なポジションにあることは、日本語を母語として持つ私たちからすると大きなメリットをもたらしてくれます。他の言語との接触場面においてはきわめて標準的な立場をキープできることになります。
しかも、一対一ではなく複数言語の中にあっては、どの言語に対しても標準的なポジションを取ることができることになります。

簡単に外国語を取り込むことが可能な言語であり、きわめて造語力に富んだ言葉を持っており、基本形の締め付けの厳しくない自由な構文を持つ言語である日本語は、他の言語へ合わせての対応すら可能なものとなっています。

世界最強の言語は、日本語ではないのでしょうか。(一部略)
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日本語に擬音語・擬態語(オノマトペ)が多い理由

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=312250
日本語はヨーロッパ諸語と比較して擬音語・擬態語(オノマトペ)が多い言語です。その理由の一説として、日本語は「音節」の数が他の言語に比べて極めて少ないとされています。
日本語の音節はアイウエオの50音と「ガ」などの「濁音」、「パ」行の半濁音、「ニャ」などの拗音を合わせて「112」個。それに対して英語の音節は「3万」とも言われています。
言語学者の分析によれば、そのような音節の種類を補うために「ザーザー」「キラキラ」「ドキドキ」「クラクラ」「めそめそ」などの漢字では表しにくい「二音節反復型」のオノマトペを数多く発明して、コミュニケーションのバラエティーを豊富にしてきたとされています。
しかし、世界の言語の中でオノマトペが最も多いのは韓国語であり、その音節の数は約2000。英語と比べれば相当少ないですが、日本語との比較をした場合、上記の音節の数と擬音語・擬態語の数の論理は成り立ちません。
そうした場合の仮説として、オノマトペの方が先に発生し、そこから諸言語の成立過程で増減したのではないでしょうか。

以下リンクより引用
>ヨーロッパ諸語と比較して日本語に擬音語・擬態語が多いのは、言葉の成り立ちに理由があると考えている。
どの言語もむやみやたらに言葉を作るものではなく、そこには一定の法則性がある。ヨーロッパ言語ではその法則性は、語幹と云われるものを中心に成り立っている。たとえば英語で、mit という語幹が作られると、それを軸にして emit, commit などの動詞が作られ、それをもとに形容詞 emittable, 名詞commission などが作られるという具合に、語幹を展開させることで、品詞の体系を作り上げていく。
日本語でこの語幹形成に最も多く与っているのが、じつはオノマトペといわれる擬音語、擬態語で、なかでも擬態語の比率が圧倒的に多い。英語などでは擬音語は豊富にあるが、擬態語は非常に少ないのと比較すれば、日本語が擬態語を多く抱えた言語であること、しかもその擬態語が言葉の語幹として用いられ、名詞、動詞、形容詞などの形成と深くつながっている、そのことが良くわかってくる。
一例として光の諸要素を表す言葉を取り上げてみよう。昼の明るさを表す「明るい」、夜の暗さを表す「暗い」、夜が明けることを表す「白む」、これらはいずれも擬態語が起源なのである。
「あかあか」という擬態語は、もともと太陽の光を表す表現だった。そこから「赤」という名詞が派生し、「赤らむ」という動詞が派生した。明らか、明けるなども「あかあか」から派生した言葉である。
暗さをあらわす擬態語は「くろぐろ」といった。そこから「黒」という名詞が派生し、「黒む」あるいは「黒ずむ」という動詞が派生した。眩む、暗闇などの言葉も、「くろぐろ」に起源を有している。
「しらじら」という擬態語は、無色あるいは透明な感じを表した擬態語だ。そこから「白」という名詞が派生し、「白む」という動詞が生まれた。しらげる、しらばっくれるなども「しらじら」に起源している。

参考:リンク
リンク
リンク

<転載終了>

関連記事
『天の数歌(あめのかずうた)』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-b564.html

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