« 総理の恩師(成蹊大・加藤節教授)  安倍首相の無知と無恥を叱る!(FRIDAY) | トップページ | 安倍首相、序盤で大きくつまづく。これはイケるぞ、野党統一候補&解散断念で安倍首相と菅官房長官の力関係は逆転か »

増税延期会見の支離滅裂&問われているのは国民愚弄首相の信任だ

-以下に、増税延期会見と参院選に関する日刊ゲンダイ1、2面記事二本を一挙転載します。-

増税延期会見の支離滅裂で心配される首相のアタマと神経(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/182.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 6 月 02 日 21:30:30
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182678
2016年6月2日 日刊ゲンダイ 文字お越し

605
失敗認めず(C)日刊ゲンダイ

 いやはや、恐るべき感覚、感性と言うしかない。消費税増税延期を決めて、1日、記者会見した安倍首相のことである。

 厚顔、恥知らずだということはとっくの前から分かっていたが、それが病的なレベルに達している。多くの国民は「この人、大丈夫か?」と心配になったのではないか。それくらい支離滅裂、むちゃくちゃな会見だったのである。

 安倍が表明した消費税増税延期の理由とは、要するに、今はリーマン・ショックの時とは違うし、東日本大震災と熊本地震は同レベルではないが、世界的な需要の低迷、成長の減速が懸念されていて、サミットでもあらゆる政策を総動員することを決めた。議長国として、その責任を果たすために消費税増税を延期する――というものだ。

 よくもまあ、ぬけぬけと……ではないか。先のサミットでは世界経済危機という認識の共有ができずに、安倍官邸は前代未聞の赤っ恥をかいたのである。官邸は新興国の投資伸び率など、重箱の隅をつつくようなデータを用意して、「リーマン危機前と酷似」という認識を各国首脳に植え付け、それを共同宣言に盛り込もうとした。

 もっと言うと、サミット前に安倍は欧州各国を歴訪、合意を取りつけようとした。しかし、米英独仏が反発。キャメロン首相からは「危機とまで言うのはいかがなものか」とたしなめられ、オランド仏大統領には「我々は危機の中にいない」といなされた。

 かくて、共同宣言の表現は大幅にトーンダウンし、英フィナンシャル・タイムズには「安倍氏が説得力のないリーマン・ショックとの比較を持ち出したのは増税延期計画だ」とまで書かれた。日本の大マスコミもいつになく、内幕に踏み込み、安倍の強引なサミット政治利用を批判した。つまり、国民はみーんな、サミットでの安倍独り相撲を知っている。世界経済危機がデッチアゲだとわかっている。

■不自然極まりない意味不明会見

 それなのに、イケシャーシャーと「世界経済危機懸念」を持ち出して、増税延期を正当化、アベノミクスの失敗を糊塗するとは、ビョーキ以外の何ものでもない。

 ゴマカすなら、もっとうまくやってほしいものだ。バレバレのネタで、黒を白と言う神経。ここにゾッとするのだが、果たして、経済評論家の荻原博子さんはこう言った。

「最初に、選挙のために増税凍結ありきなんでしょう。でも、前回、増税を見送った時に『次は必ず上げます』と言っちゃたものだから、慌てて理由を探して後付けした。だから、取って付けたような話しかできない。増税を先送りして、『社会保障の財源はどうするんだ』と突っ込まれても、抽象的な話しか出てこない。不自然極まりない記者会見でしたね」

 政治評論家の野上忠興氏は「誠意のカケラもなかった」と斬り捨てた。

「増税の公約を果たせなかった以上、その財源で賄うはずだった社会保障はカットされるわけです。まずは『すみませんでした』と詫びるのが筋でしょう。しかし、アベノミクスの非は認めず、逆にズラズラ数字を挙げて成果を誇った。例によって、野党批判まで口にした。失政を全く認めず、経済減速はすべて世界経済のせいにした。『先のG7ではあらゆる政策をやることになった』などと誇張して、増税延期を正当化した。しかし、こんな説明にはムリがあるから、麻生財務相などが延期に反対したのでしょう? それなのにむちゃな理屈を押し通して恥じない。会見での話し方もどこか高揚していて、マトモには見えず、心配になりましたよ」

 これが国民大多数の感想ではないか。

6051
世界のリーダーは失笑(C)AP

回避したいのは経済危機ではなく政治責任だろう

 経済の専門家の見方はもっと手厳しい。

「安倍総理は会見で『今そこにあるリスクを正しく認識し、危機に陥ることを回避するため、しっかりと手を打つべきだ』と言いましたが、サミットで首脳に配った資料は『今そこにない危機』を誇張するものでした。回避するのは経済危機ではなく、安倍首相の政治責任なのでしょう。安倍首相は世界経済のリスクを説明する際、新興国の経済減速を挙げていましたが、日本が消費税増税を回避したところで、中国の債務危機が解消するわけではない。百歩譲って、日本がマイナス成長を回避できても、1%未満成長がせいぜいですから、世界経済の成長にほとんど寄与しない。それよりも、世界経済にとっての最大のリスクのひとつは、日本の財政危機なのです。つまり、安倍首相がやっているのは世界経済危機を煽っているようなものです」(シグマ・キャピタルのチーフエコノミスト、田代秀敏氏)

 安倍首相は会見で、有効求人倍率が全県で1を超えていることや、パート賃金の上昇を力説、アベノミクスの失敗を認めるどころか、これでもかと自慢話をしていたが、これも田代氏に言わせると噴飯ものだという。

「日銀が発表している資料、『需給ギャップと潜在成長率』を分析すると、日本の企業は国内での資本投入、つまり、設備投資が不足で、その分を労働投入、雇用で補っていることが分かります。本来であれば、設備投資も雇用も増えてこそ経済は回るのに、極めていびつな構造なのです。これが意味するところは、日本企業が設備投資を怠り、老朽化した設備をそのままにして、単純労働者の雇用を増やしているということです。こうした労働者は景気が悪くなれば、イの一番に切られてしまう。切れるからこそ、企業は設備投資ではなく、雇用で調整しているのです。アベノミクスで雇用が改善としたとしても、実態は決して喜べないのです」

■完全にイカれている三百代言首相のオツム

 アベノミクスが成功しているというのであれば、なぜ実質賃金が上がらないのか。雇用が改善しているのなら、なぜ内需に火がつかないのか。バブルを煽るだけのアベノミクスの限界、失敗なのであって、消費税増税延期は当然だとして、このアベノミクスのエンジンをさらにふかしたところで、どうにもならない。抜本策を先送りし、日銀の異次元緩和を加速化させれば、取り返しのつかないことになる。やっぱり、この内閣は総辞職させるしかないのである。

「もともとアベノミクスは幻想ですから、宗教のように『この道しかない』と言い続けるしかない。今さら『失敗でした』とは言えないのでしょうが、そこに持ってきて、世論がますます、安倍さんを勘違いさせているんです。アベノミクスの失敗は歴然なのに、それを頑として認めない安倍さんの支持率が下がらない。サミットでの我田引水もひどかったのに、また支持率が上がった。そのため、安倍さんは『弱気を見せたらダメ』『むちゃな論理でも強いリーダーを演出することが大事』だと思い込んでいるのでしょう。有権者がきちんとした判断を示さないと、勘違い首相の間違った感覚がますますエスカレートすることになります」(コラムニスト・小田嶋隆氏)

 自己愛の激しい首相が支持率に浮かれて、ますます増長、常軌を逸しているのが今の姿だということだ。異様で異常な強気の三百代言はオツムがイカれているか、真の詐欺師のどちらかだ。この会見でも支持率が下がらないようなことがあれば、日本全体が安倍同様、イカれていることになる。


問われているのは国民愚弄首相の信任だ 参院選の争点隠し(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/268.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 6 月 04 日 21:25:05:
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182872
2016年6月4日 日刊ゲンダイ 文字お越し

6052
参院選に向けて岩城光英氏の応援演説に臨む安倍首相(C)日刊ゲンダイ

 自民党候補の応援のために、はやくも街宣車の上に立って演説をした安倍首相。政界は7月10日の参院選に向けて一斉に走り出している。

 予想外というか、驚きなのは、国民との約束を平然と破ったのに、安倍内閣の支持率が上昇していることだ。1年半前、「2017年4月には必ず増税する」「増税できる経済環境をつくる」と約束しながら、再び増税延期を決めた安倍首相。なぜ、公約を破った政権の支持率がアップするのか。欧米先進国では考えられないことだ。

 それもこれも大手メディアが、参院選の争点を「増税延期の是非」に誘導しようとしているからではないか。ある大手紙は、わざわざ社長100人に2年半延長の「評価」を聞き、37%が「評価する」、26%が「評価せず」だったと大きく報じている。いつの間にか、約束を守らなかった安倍首相がリッパなことをしたかのようなムードになりつつある。

 しかし、参院選の争点は、本当に増税延期の是非なのか。もし、自民と野党が「増税すべし」と「増税延期」で対立し、国民世論が真っ二つに割れているなら争点になるだろうが、自民も野党もどちらも「増税延期」で違いはなく、国民も「延期すべき」が圧倒的である。争点になりようがない。

 大手メディアは、増税延期の是非を争点にしたいようだが、おかしいのではないか。

「今ごろ、安倍首相は、ほくそ笑んでいるはずです。増税延期の是非を問う選挙となったら“争点なき選挙”になってしまうでしょう。しかも、国民の大多数は増税に反対なのだから、安倍首相にノーを突きつける理由もなくなります」(政治評論家・森田実氏)

 大手メディアの動きは、どうにも怪しい。

■アベノミクスが失敗し、福祉予算も消滅

 大新聞やテレビがなにを画策しようが、参院選で問われるべきテーマはハッキリしている。間違っても「増税延期の是非」などではない。民進党の山尾志桜里が、核心を突く鋭い指摘をしている。

「アベノミクス失敗のツケを社会福祉に回すのはおかしい」

 まさに、これこそが参院選の争点ではないか。もし、安倍首相が約束した通り「増税できる経済環境」を実現していたら今ごろ、庶民生活は上向き、消費税率は10%にアップされ、増えた税収は年金、医療、介護、子育てなど福祉に回されていたはずである。ざっと5兆~6兆円の税収増が見込まれていた。

 ところが、アベノミクスが失敗したために、増税を実施できる経済環境をつくれず、福祉を厚くする計画はすべてパーになってしまった。さすがに、安倍首相も「消費税率を10%に引き上げた場合と同じことを行うことはできない」と認めざるを得なかった。

 どうして、アベノミクスの失敗のツケを国民が負わなければならないのか。参院選の争点は、そこだろう。政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。

「国民との約束を守れなかった政権は、潔く総辞職するのが憲政の常道です。なぜ大手メディアが『安倍首相は責任を取って辞任すべきだ』と批判しないのか不思議です。参院選で国民に審判してもらえばいい、という考え方かも知れませんが、だったら『争点は約束を守れなかったトップを信任するかだ』と報じるべきです。なのに、一切、そうした報道はない。欧米のジャーナリズムでは、考えられないことです」

6053
もし信任したら日本は破滅(C)日刊ゲンダイ

9年目のジンクスで安倍政権を退陣に追い込める

 それよりなにより忘れちゃいけないのは、この参院選は、安倍首相を“退陣”に追い込むのか、それとも“存続”を許すのか、それが問われる選挙になるということだ。

 安倍首相がなにを言おうが、7月10日の参院選が、首相のクビをかけた選挙になるのは間違いない。まず、本人が「信を問う」と大見えを切っている。しかも、勝敗ラインを「与党で過半数」と明確にしている。自公が61議席を下回ったら、即刻、退陣となるのは避けられない。

 あとから「私が信を問うたのは、増税延期の是非だ」と言い訳しても通じない。だったら、信任を得られなかったからと、やっぱり増税を実施するのか。この不況下で消費税率を10%にアップすると宣言したら、株価が急落し、いずれにしろ政権はもたないだろう。政治学者の五十嵐仁氏がこう言う。

「この夏の参院選は、国民の手で安倍政権を倒す絶好のチャンスになると思います。過去、参院選に敗北したために退陣に追い込まれた首相は意外に多い。89年の宇野政権、98年の橋本政権、07年の安倍政権……と、9年ごとに政権が倒れている。ちょうど今年の参院選は、07年から9年目です。しかも、選挙情勢を見ていくと、自公が過半数の61議席を割り込む可能性は十分にある。大きいのは、勝敗のカギを握る32ある1人区で、野党が統一候補の擁立に成功したことです。もし、安倍首相の退陣が参院選の大きな争点になったら、無党派層も面白がって関心を持ち、投票率も上がっていくでしょう。その時は、自公は61議席に届かず、安倍首相は退陣に追い込まれる可能性が高いと思います」

■もし信任したら日本は破滅

 こうなったら、心ある国民は意地でも安倍首相を退陣に追い込まないとダメだ。とにかく、この男はまともじゃない。

 増税の約束を守れなかったのは、アベノミクスが失敗した結果なのに、世界経済に責任を転嫁し、「アベノミクスのエンジンを最大限ふかす」などと口にしているのだから、国民を愚弄するにも程がある。なぜ、アベノミクスの失敗を認めないのか。労働者の実質賃金は5年連続ダウンしているのに、どうして「アベノミクスは功を奏している」などと胸を張っているのか。

 もし、参院選で自公に過半数を与えたら、この国はメチャクチャにされてしまうだろう。

「自公で61議席を確保したら“国民から信任された”と、安倍首相が好き放題にやってくるのは目に見えています。まず、大企業を優遇するアベノミクスを再加速してくるでしょう。働いた時間ではなく成果で評価する“脱時間給”を導入し、社員を金銭で簡単に解雇できる制度も法制化してくるはずです。労働者の働く環境が悪化していくのは間違いない。原発再稼働、沖縄の基地問題、日米同盟の強化も、“国民の信を得た”と有無を言わさず進めてくると思う。もちろん、憲法の改定も狙ってくるでしょう。7月10日の参院選が終わると、しばらく国政選挙がない。安倍首相は国の形を変える、十分な時間を得ることになります。参院選で自公に過半数の61議席を与えて安倍政権を存続させるか、それとも退陣に追い込むか。どちらになるかで、日本の将来は決定的に変わってきます」(五十嵐仁氏=前出)

 安倍応援団の大手メディアは、参院選の争点を「増税延期の是非」に矮小化しようとしている。しかし、国民は絶対に騙されてはいけない。この参院選は、日本の未来を決定づけるものになると自覚した方がいい。

(以上、転載終わり)

|

« 総理の恩師(成蹊大・加藤節教授)  安倍首相の無知と無恥を叱る!(FRIDAY) | トップページ | 安倍首相、序盤で大きくつまづく。これはイケるぞ、野党統一候補&解散断念で安倍首相と菅官房長官の力関係は逆転か »

時事問題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 総理の恩師(成蹊大・加藤節教授)  安倍首相の無知と無恥を叱る!(FRIDAY) | トップページ | 安倍首相、序盤で大きくつまづく。これはイケるぞ、野党統一候補&解散断念で安倍首相と菅官房長官の力関係は逆転か »