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【天皇メッセージ】忠良ナル汝アホ臣民ニ告ク!(by辺見庸氏)

-なるほどこういう「天皇メッセージ」のとらえ方もあったのか!と、瞠目の論説を転載する。芥川賞作家・辺見庸(へんみ・よう)氏の一文である。話は違うが10日、近くのスーパーの雑誌コーナーの月刊誌『文藝春秋9月号』をたまたま手にとってみた。表紙上部に「芥川賞発表 受賞作全文掲載」とあったので興味を持ったのだ。そうか、もう今年上期の発表か。受賞したのは若手女流作家らしい村田沙耶香の『コンビニ人間』。夕方で忙しい時間帯でもあり、じっくり立ち読みもしなかった。だいたい昔は文学青少年だったはずの私だが、近年の芥川受賞作を読んだ記憶がないのである。昨年はお笑い芸人の又吉直樹の『火花』が大きな話題となり、さすがに私も気になりくだんのコーナーで立ち読みし始めた。しかし書き出しのわずか数行で嫌になって止めてしまった。文体が私の好みとまるで合わないのである。それを辛抱して読み続ければあるいは『なるほど、これは凄い作品だ』となったのかもしれないが・・・。その点だいぶ前(1991年)、辺見庸受賞作『自動起床装置』は文春発表版で読み、いやはや凄い作家がいたもんだ、と感嘆した。(余談の余談)最近の芥川賞作家でもう一人凄いと思った人物がいる。川上未映子。と言っても、川上の作品は一作も読んではいない。これは以前記事にもしたが、川上は当ブログ開設時(2008年)には同じ@niftyココログで既に有名ブロガーだったのである。というか、それまでミュージシャンだった川上は、ココログブログによって文学的才能を一気に開花させていったらしい。開設当初から拙詩を公開していた私は、ココログ広場の「詩」コーナーをよく訪れた。と、その頃連続してある詩が1位を独占していた。『結ぼれ』というのだが、ある時その詩を読むため当該ブログを訪問したら、川上の長編詩だったのである。いやあ、はじめから終わりまで圧倒され放しだった。どうしてこんな発想が出来るのか、私は正直天才だと思った。川上未映子が『乳と卵』で芥川賞を受賞したのはその年である(残念ながら『結ぼれ』は削除済み)。以上、心にうつりゆくよしなし事を書いているうちに、とんでもない方向に話が行ってしまった。それでは今注目の天皇メッセージについて、辺見庸氏が凡俗の思い及ばない視点からとらえ直した一文を乞う味読。 (大場光太郎・記)-

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天皇陛下の「お気持ち」表明について 辺見庸 阿修羅サイトでは「天皇の人権」を主張する投稿ばかり 政治的堕落はどちらか
http://www.asyura2.com/16/senkyo210/msg/877.html
投稿者 ダイナモ 日時 2016 年 8 月 09 日 23:23:06:
http://yo-hemmi.net/article/440874162.html
辺見庸ブログ 忠良ナル汝アホ臣民ニ告ク!

忠良ナル汝アホ臣民ニ告ク!

慶べ、國軆はけふ、めでたく護持せられたぞ。父、第124代天皇の罪咎はチャラになったぞ。ウルトラ極右政権はいっそう強化せられたぞ。政権支持率はまたアップしたぞ。防衛大臣もやる気マンマンだぞ。共産党も天皇制を支持しておるぞ。バカマスコミは挙げて國軆の精髄と美質を宣伝しまくり、皇室をとことん賛美しておるぞ。野党共闘はハナからインチキだぞ。ボケのトリゴエで勝てるわきゃない。そんなこたあ、みんな先刻承知だったぞ。ヌッポンゼンコクみんなイカサマだぞ。

オキモチなのだ。オキモチとオコトバだぜよ。オキモチって、どう書くか知ってるか。「お肝血」である。戦火でうしなわれたおびただしい「お肝血」を、10分間のオキモチ表明で無化してやったぞ。ざまあみろ!このうえは、誓って國軆の精華を発揚し、世界の進運におくれざらんことを期すべし。汝臣民、それよく朕が意を体せよ。さあ、貧乏人はもっと飢えなさい。重度障がい者はもっとおびえなさい。在日コリアンも毎日ふるえなさい。忠良ナル汝アホ・ヌッポン臣民ドモニ告ク。おまえらは最低のクズ、カス、クソッタレだぜ。御名御璽
(2016/08/08)

忠良なる汝アホ臣民ニ告ク!(二白)

朕のオ・キ・モ・チ発表の真意がアホどもにバレずによかったぜよ。朕のオキモチは「生前退(譲)位」のみにあらず。ましてや「生前廃位」に毫もあらざるは、いまさら言ふまでもなひ。汝アホならびにボケ臣民よ、そしてド貧民どもよ、全文をしかと読んだのか。ポイントは「日本の皇室が、いかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々の期待に応えていくかを考えつつ、今日に至っています」にあるのである。

朕と戦争犯罪追及から必死こいてのがれた、父をふくむ皇祖皇宗はすでにして「いきいきとして社会(または、汝アホ臣民の胸中)に内在し」ておるのだ。かく、いけしゃあしゃあと宣わることのヤバい意味をしっかりと書きえた新聞がどこにあるか?ないやろ。つまりやね、朕は自信をもっておるのじゃ。どや、口腔だか肛門だかさえ判然としないあの独裁首相は「いきいきとして社会に内在し」てるか、どや?

換言すれば、「いきいきとして社会に内在し」ている朕たちは、現行の極右政権よりも共産党をふくむアホンダラ翼賛野党勢力よりも、はるかに〈勁き虚構〉であるがゆえに、ここにめでたく國軆を護持しえて、バカでやみくもに忠良なる汝臣民の赤誠に信倚し、柄谷行人をして「感銘」させ(笑い)、永遠に汝らボケナス臣民とともにある、すなわち、「天皇制は不滅だぜよ」と、このたびのオキモチをつうじて宣言したわけや。わかったか、ボケ!

汝ら、貧しきものは永久に貧しく、卑賤なるものは永遠に卑賤に!これが皇祖皇宗からの天皇制のモットーである。だいいち、ウンコがわれらとはちがう。汝ら忠良にして貧乏なる臣民のクソは、マックとカップ麺ばっか食ってるから、もはや有機肥料にもつかえない。野菜も枯れる。虫も死ぬ。汝ら忠良にしてド貧乏なる臣民は、文字どおり「生まれることは屁と同じ」(深沢七郎)なのである。朕、それでも、今後ともやさしくよりそってやるさかい、ありがたくおもへ。御名御璽
(2016/08/09)

(以下、阿修羅掲示板投稿以後の辺見氏追加記事)

忠良ナル汝アホ臣民ニ告ク!(補記)

このたびのオキモチ発表は、たんなる偶然にせよ、相模原の障がい者殺傷とあい前後して生じた底昏い「事件」だとおもう。両者にはいかなる関係もないと言えば言えるけれども、殺傷事件の血煙ごしにオキモチを聞き、あるいはオキモチ発表の茫とした不気味さから重度障がい者の殺傷事件を想ってしまうのは、どうにもいたしかたのないことだ。象徴と言われようが天皇制は天皇制なのであり、〈かれらの血〉とわれらとの関係/無関係性をふりかえるとき、あるしゅの怖気と戦きをともなうのはなぜか。

障がい者の施設はいつも〈かれら〉の居住区から遠ざけられた。昭和天皇が各地を「巡幸」したとき、ヒノマルをうちふる子どもたちの前列には、きまって「健康および体格優良」なる児童がたたされた。現在の天皇の旅でも、当局は事前に、精神障がい者や認知症患者らを外出させないよう沿道の地域に直接間接、工作しているといわれる。スメラギにまつわることどもの湿った「襞」には、不可解な精神がうめこまれ、それじたい、しずやかに狂(たぶ)る 波動である。

このクニのゼノフォビア(xenophobia)は、おしなべて、こよなくスメラギを愛する。異様なほどに。スメラギはオキモチ発表にさいし、なぜそのことに言及しなかったのか。〈朝鮮人は死ね、朝鮮人は息するな〉――などと、だんじて言ってはならぬ、皇祖皇宗は半島よりきたやもしれないのだからと。スメラギが「いきいきとして社会に内在し」ているとは、どういうことか。みずから「内在」を言うとは、スメラギよ、とてもおかしい。

スメラギさんよ、あなたは虚構なのだ。虚構にすぎないのだ。卑怯で卑小な、ずるがしこい権力者たちがこしらえた、哀れなフィクションなのだ。そのようなものとして仮構された〈存在〉兼〈非在〉なのだ。われらとおなじ、そして奇しくも、障害者殺傷事件の青年と同様の、霊長目・直鼻猿亜目・真猿亜目・狭鼻下目・ヒト上科・ヒト科・ヒト亜科・ヒト族・ヒト亜族・ヒト属・ヒトであるにもかかわらず、虚構たることを強要されたひとなのだ。

であるなら、オキモチはやはり「お肝血」であるべきであり、スメラギはいつの日かついに、ヒトとして解放されなければならない。したがって「お肝血」発表では、退位ではなく廃位の希望を、すなわち、天皇制廃止の意向を言うべきであった。逆であった。スメラギはスメラギになりきり、権力者の思惑どおり、虚構を現実ととりちがえていた。ヒトであるならば、極右大臣たちへの認証式を欠席すればよかったのだ。「お肝血」とはそういうことだ。

さて、障害者殺傷事件の青年も、スメラギを敬愛していたのではないか。
(2016/08/10)

(以上、転載終わり)


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