人肉食 総集編 http://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/39868777.html ヘナチョコ革命 2015/7/28(火) 午前 7:58
▼人肉鍋<総集編>2003年/転石
『カリスマ(中内功とダイエーの戦後)』佐野真一(日経BP社)より
「恐いのは人間だと思いました。私は結局、戦友を信頼し眠ろうと思いました。底知れぬ人間不信のなかで、人間信頼だけが生きる可能性をつないでくれると思ったんですわ」
中略
フィリピンの暗いジャングルの山中で、中内は、眠れば隣の戦友に襲われ、明日の太陽がおがめないかもしれないという恐怖心と必死で闘いながら、幾日もの夜を過ごした。それは身内からしびれてくるような根源的な恐怖心だった。 ***********************
大岡昇平『野火』より
少し前から、私は道端に見出す屍体の一つの特徴に注意していた。海岸の村で見た屍体のように、贅肉を失っていることである。最初私は、類推によって、いぬか鳥かが食ったのだろうと思っていた。しかし或る日、この山中に鳶がいないように、それらの動物がいないのに気がついた。雨のはれ間に、相変わらず山鳩が、力無く啼きかわすだけだった。蛇も蛙もいなかった。
誰かが屍体の肉を取ったのであろうー私の頭は推理する習慣を失っていた。私はその誰であるかを見抜いたのは、或る日私が、一つのあまり硬直が進んでいない屍体を見て、その肉を食べたいと思ったからである。 ***********************
『再掲: 皇軍は蝗軍より恐し(2)』
<人肉事件>(中国篇)2
「天皇の軍隊」本多勝一・長沼節夫(朝日文庫)より
・・・・・・その1人がいま少尉に連れられて来たのだ。(前回掲載 文)
少尉が少女のうしろに回り、どんと榎本曹長の方に突き飛ばすのと、曹 長の短剣が少女の胸を刺すのと、ほとんど同時だった。さすが、「人殺 しの名人」を自認しているだけに、彼の腕は確かだ。短剣は正確に少女 の心臓を突いており、彼女は悲鳴もあげずに、いま2人の足元に息絶え ていた。武器に鉄砲やピストルを使わなかったのは、銃声で村人や他の 皇軍兵士たちに知られてはまずいという判断からだった。 2人は目配せをし合っただけで、無言のまま、たちまちにして少女を 「料理」してしまった。最も短時間に「処理」できる部分として、2人 は少女の太股の肉のみを切りとって、その場でスライスして油でいため てしまった。1個中隊分といっても、最前線にあっては70人ほどだっ たのだが、人肉の分量は意外に多く、各人にふた切れは渡りそうに思え た。 中隊長は別の部屋に5個小隊の炊事班員を呼び集めて言ったー「今日 は特別に大隊本部から肉の配給があったので各小隊に配ることにした」 もちろん中隊長は嘘をついたのである。この事実について、2人は まったく口をつぐんでいることにした。よく拷問や殺人体験を自慢話と していた「天皇の軍隊」にあっても、ただ食用の目的だけで中国人民を 〝屠殺〟したことは、やはり口外がはばかられた。 榎本氏がこの事実を初めて打ち明けたのは、数年後人民中国が成立 し、ソ連から中国に移され、撫順戦犯管理所内で中国人民の徹底した寛 容政策の中で生活しているときだった。ここにいたるまでの彼の内面で の葛藤については、今は書かない。ただ榎本氏のこの「認罪」には、さ すがに調書をとっている収容所の係官も、くやし涙で顔をくしゃくしゃ にさせながらペンを走らせていたが、やがてペンを置きながら、「しか し榎本さん、よく話してくれましたね」と言ったことだけを書き添えて おこう。 以上
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中国人は蝗(イナゴ)の大群に襲われるより、「天皇の軍隊」に襲わ れるのをはるかに怖がっていたのである。日本人の書いた「皇軍」の 「皇」に、中国人が「虫」篇をつけて「蝗軍」ができあがるわけです。 「蝗軍」の文字を見つけて、日本の軍人さんたちはあわてて消したそう です。
「人民の被害はそれどころではない。皇軍が一晩泊まったら100年 の不作、通過しただけでも10年の不作」(前掲書より)の実態は、次 回に・・・
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『再掲:教科書が教えない「人肉鍋料理」』
読者の皆様は、私の悪趣味にヘキエキしているかもしれません。が、 しかし歴史の事実から目を背けるわけにはいかないのです。 見たものは見たと言うしかないのです。
「××様/破滅予知とニセ医者」(01-25より) あなた、強盗・強姦・放火殺人に良いところがありますか?ヒロヒト 教祖は前線のことは何も知らないのです。ただ日本兵が強姦魔だったと いうことは、皇族から聞いて知っていたでしょう。
私の登る山には、猿がいます。ウサギがいます。カモシカもいます。 山芋も掘れば食えますし、第一私には武器が沢山あります。鉄砲もナイ フも・・・ この状況下で、私がこの山に閉じこめられたとします。ただ麓には人 が住む集落があります。私はどうやって生き延びるでしょうか?そして 旧軍の兵士たちはどうやって生き延びたでしょうか?
次回への楽しみに、ネ・・・。
私の知ってる旧軍兵士ツウニーさん、人肉を食ったそうです。まー、 「知らずに・・・」とは、言ってますが・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 上述の「ツーニーさん」もフィリピン戦線からの帰還兵ですが・・・
「もの食う人びと」辺見庸(角川文庫)より
{ミンダナオ島の食の悲劇}から
残留兵たちが栄養失調状態にあったのは事実だろう。が、46、7年当 時、山には野豚も野鹿も猿もいた。山を少し下ればガビ(里芋)も生え ていた。 残留兵たちには銃も弾薬もあった。タンパク質がほしかったら動物だ けを撃てばよかったではないか。動物がだめなら、栄養豊富なガビだけ でも相当生きられるのに。あれを、しかも数十人も食ってしまうなん て・・・。 (中略) あの尾根に残留日本兵の小屋が五つあったという。 47年のはじめに老人の率いる兵が急襲した時、野の草とともに調理 されたその肉が、鍋と飯盒に入っていたのだ・・・。 (中略) 村人たちは口々に言ったのだ。 「母も妹も食われました」 「私の祖父も日本兵に食われてしまいました」 「棒に豚のようにくくりつけられて連れていかれ、食べられてしまいま した」 「食われた」。この受け身の動詞が、私のメモ帳にたちまち10個も並 んだ。 村民たちは泣き叫んではいない。声を荒げてもいない。押し殺した静 かな声だった。 (中略) 49年の戦争犯罪裁判(マニラ)の証言者でもある農民のカルメリ ノ・マハヤオが、村人の声をまとめた。46年から47年はじめにかけ て、この村とその周辺だけで38人が残留日本兵に殺され、その多くが 食べられた。頭部などの残骸や食事現場の目撃証人で事実は明白になっ ている。しかし日本側は調査団を派遣してきたこともない。 マハヤオは最後に言った。 「でも、忘れないで下さいよ。きちんと伝えてください」 じつは、事件の概要は92年秋、共同通信マニラ支局により報じられ ている。しかし、47年以降の残留日本兵の尋問当時から、現代史では きわめてまれな兵士による「組織的食人行為」として、連合軍司法関係 者を仰天させたこの事件の全貌は、日本ではほとんど明らかにされてい ない。 (後略) (以上) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
邪悪な目的しかない軍隊はとどめもなく腐敗していきます。本能に近 いところにあるはずの基本的な判断能力さえ、そこでは生まれないので す。人間の振り幅は限りなく大きく、差別意識・偏見・民族憎悪、それ に極限状況・洗脳などが加わればあらゆることをできるのです。 「ナチスの殺人製品生産工場」「南京大虐殺」「広島・長崎の原爆」 は、起こるだけの理由があるのです。歴史の事実を見据えることとは、 無益で無駄な死を価値ある名誉な死にして死者をもてあそぶことではな いのです。「無益で無駄な死は無益で無駄な死だ」と言い切ることなの です。 またまた戦争を準備して金儲けを企む奴らは、犬死を英霊に祭り上 げ、新たな犬死志願者を募り始めました。小林よしのり「戦争論」はそ のための教本でもあるのです。誇大広告でも嘘八百でもいいのです、犬 死志願者がありさえすれば・・・。
追伸1 侵略戦争の「戦場」になった国では、統計数字など無意味なほどの甚 大な被害を被ります。「河川の堤防を決壊させる」のは、戦略としては 確かにあります。ベトナム戦争で米軍も用いました。この戦略について は、日中戦争から731部隊の細菌戦とからめて近日中に報告したいと 思います。
▼ 演劇『審判』と人肉食 2008年
演劇『審判』(加藤健一事務所)は一人芝居で人肉食の話です。
厚顔無恥のチンはたらふく食っていたが、そのチンの雇われ殺し屋の我等の先祖は中国で、フィリピンで、ニューギニアで肉がただ食いたくてあるいは飢えのために人肉を食ってきた。
人を殺すなかれ、だからその肉を食うために人を殺すのは当然間違っている。 日本兵は上官の命令で下級兵士から殺して食い、中国人の捕虜のもも肉を食い、フィリピンでは現地人を殺して人肉鍋をしたのだ。
天皇教のカルト信者である日本兵はあらゆる残虐なことをやったのだから別に人肉食が特別悪いこととも思わなかったであろう。
さてロシア兵ヴァホフの場合は・・・
彼は6人の仲間と水も食糧もない地下室に60日間閉じこめられ、正気で生還した一人の兵士だ。 生き延びるためにどの方法を取るのも自由なのだが、さてどうやって生き延びるべきか?私には分からない。答えようがない。
彼ら7人(というより指揮官の発案か?)は、飢餓の中ある決断をした。くじ引きで誰が「食糧と水」になるかを決めるのだ。
さしあたって生き延びられる確率7分の6。
・・・
*** ロシア兵ヴァホフの証言で、私たちは彼らの戦争の歴史を知ることはできる。しかし私たち日本人は、日本兵の人肉食の歴史の詳細を知り得ない。彼らが固く口を閉ざしているからだ。
加害の証言などしようものなら、あらゆる嫌がらせを天皇教カルト信者から受けざるをえない。
オウム真理教の裁判が続いているが、彼ら実行犯の加害証言をどうやって封じ込められるものか考えたことはありますか?
オウム真理教信者はそこまではできないのだ。
しかしその途方もない悪行を天皇教カルト信者ならできる。今までずーっとやってきた。それを支援する戦犯出版社も意気盛ん。
この日本の闇が、ロシア兵ヴァホフが閉じこめられた地下室の闇と比べてどちらが深い闇なのか・・・。
生き延びるために弱い者から食うこととくじ引きで食われる人を決めることの違いは余りにも大きいと思う。
私たちはいつからか価値基準を大きく違えている。
ヴァホフの罪は裁けないが、日本人は裁くべき多くの犯罪がほったらかしなのである。 まずは教祖の審判から・・・
(転載終わり)
 (塚本晋也監督・主演『野火』)
参考サイト映画「野火 Fires on the Plain」公式サイト http://nobi-movie.com/ (ストーリー) 第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。 日本軍の敗戦が色濃くなった中、田村一等兵(塚本晋也)は結核を患い、部隊を追い出されて野戦病院行きを余儀なくされる。
しかし負傷兵だらけで食料も困窮している最中、少ない食料しか持ち合わせていない田村は早々に追い出され、ふたたび戻った部隊からも入隊を拒否される。そしてはてしない原野を彷徨うことになるのだった。
空腹と孤独、そして容赦なく照りつける太陽の熱さと戦いながら、田村が見たものは・・・
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