【霊界物語】八頭八尾の大蛇、金毛九尾の悪狐、猶太の邪鬼
-先月のいつぞや、邪神・邪霊群に憑依されていると思しき安倍&安倍一派に対するものとして、八頭八尾の大蛇、金毛九尾の悪狐、ユダヤの邪鬼の三大極悪霊を紹介した。同記事では、この三大極悪霊について、安倍を「悪の総大将」の八頭八尾の大蛇に、稲田や小池や明恵夫人らを金毛九尾の悪狐に、二階(幹事長)や麻生や菅をユダヤの邪鬼になぞらえた。特に「金毛九尾明恵」は当ブログにあっては、安倍明恵を指すものとして今やすっかり定着した感がある(笑)。私は、安倍政権首脳部&それを取り巻く日本会議カルト一派や財界首脳らの極悪ぶりは、上の「極悪霊の憑依なしでは考えられないよな」と以前ふと思い、それで「邪神・邪霊群による憑依」を語り始めた次第である。実際どうなのかは私ごときが審神者(さにわ)出来るものではないが、当たらずと言えども遠からずと考えている。さてその時、出典は大本聖師・出口王仁三郎(でぐち・おにさぶろう)の『霊界物語』だとした。それでその後何かの折り、念のためネットを当たってみた。するとズバリ『霊界物語』の当該箇所が見つかったのである。今後も安倍&安倍一派を語る際、折りに触れてこの三大極悪霊を援用することになるかと思うので、ここにそれを転載するものである。なおよい機会なので『霊界物語』について簡単に紹介しておきたい。同物語は、出口王仁三郎が大正~昭和初期にかけて口述筆記した(させた)もので、全巻全81巻83冊にも及ぶ膨大なものである。出口直(でぐち・なお)教祖に伝達された『大本神諭』と共に大本(教)の二大経典である。古今東西の世界的奇書ともいわれる同物語は、(大本における世界救世主である)神素盞嗚尊(かむすさのおのみこと)系神霊が出口王仁三郎の口を通して語った物語とされている。口述中の王仁三郎は、疲れてくると横になって眠ってしまい、いびきすら聞こえているのに物語を語り続けたという。なのに、言い間違いは一言一句なかったというから不思議なのである。ちなみに、『法華経』や新約聖書の『ヨハネ福音書』『ヨハネ黙示録』などは3通りの読み方、『古事記』は6通りの読み方、(最近とみに注目され出した)『日月神示』は8通りの読み方が出来るという。対して『霊界物語』は、何と26通りの読み方が出来るというのである。出口聖師は当時の信徒に「霊界物語を声を出してお読みなさい。読み続けていれば霊衣(オーラ)が厚くなりますさかい」と説いていたという。私は八幡書店復刻版『霊界物語』(全八巻)を持っているが、かなり前に2巻途中で止まってしまった。いつの日か全巻読み通すことを、ここにお誓いしたい。-
【注記】
今回引用する全文は行替えなしであるが、読みやすさを考慮し、適宜行替えさせていただいた。なお『霊界物語』全体の大テーマとは、つまるところ「神素盞嗚尊と八頭八尾の大蛇の戦い」ということなのである。という事は、神界、幽界、現界という三界(これを総称して「霊界」という)の超太古からの歴史とは、究極するところ「神素盞嗚尊と八頭八尾の大蛇の戦い」に集約されるということである。ただ霊界物語における神素盞嗚尊の戦いとは、『古事記』におけるヤマタノオロチ退治のような武力によるものではない。至慈至愛に基づいた「言向け和(やわ)す」平和的戦いであることを知らなければならない。 (大場光太郎・記)
「オニサブロー絵巻」サイト 17、霊界物語より (画像拝借)
http://oniemaki.seesaa.net/article/101235008.html
王仁三郎データベース版『霊界物語』より
http://onidb.info/bview.php?CD=24
第一八章 霊界の情勢〔一八〕
ここで自分は、神界幽界の現界にたいする関係をちよつと述べておかうと思ふ。
神界と幽界とは時間空間を超越して、少しも時間的の観念はない。それゆゑ霊界において目撃したことが、二三日後に現界に現はれることもあれば、十年後に現はれることもあり、数百年後に現はれることもある。また数百年数千年前の太古を見せられることもある。その見ゆる有様は過去、現在、未来が一度に鏡にかけたごとく見ゆるものであつて、あたかも過去、現在、未来の区別なきが如くにして、しかもその区別がそれと歴然推断され得るのである。
霊界より観れば、時空、明暗、上下、大小、広狭等すべて区別なく、皆一様平列的に霊眼に映じてくる。
ここに自分が述べつつあることは、霊界において見た順序のままに来るとはかぎらない。霊界において一層早く会ふた身魂が、現界では一層晩く会ふこともあり、霊界にて一層後に見た身魂を、現界にて一層早く見ることもある。今回の三千世界の大神劇に際して、檜舞台に立つところの霊界の役者たちの霊肉一致の行動は、自分が霊界において観たところとは、時間において非常に差異がある。
されど自分は、一度霊界で目撃したことは、神劇として必ず現界に再現してくることを信ずるものである。
さて天界は、天照大御神の御支配であつて、これは後述することにするが、今は地上の神界の紛乱状態を明らかにしたいと思ふ。今までは地上神界の主宰者たる国常立尊は、「表の神諭」に示されたるごとくに、やむを得ざる事情によつて、引退され給うてゐられた。
それに代つて、太古において衆望を担うて、国常立尊の後を襲ひたまうた神様は、現在は支那といふ名で区劃されてゐる地域に、発生せられたる身魂であつて、盤古大神といふ神である。この神はきはめて柔順なる神にましまして、決して悪神ではなかつた。ゆゑに衆神より多大の望みを嘱されてゐたまうた神である。今でこそ日本といひ、支那といひ露西亜といひ、種々に国境が区劃されてゐるが、国常立尊御神政時代は、日本とか外国とかいふやうな差別は全くなかつた。
ところが天孫降臨以来、国家といふ形式ができあがり、いはゆる日本国が建てられた。従つて水火沫の凝りてなれるてふ海外の地にも国家が建設されたのである。さて、いはゆる日本国が創建され、諸々の国々が分れ出でたるとき、支那に生まれたまうた盤古大神は、葦原中津国に来たりたまひて国祖の後を襲ひたまふた上、八王大神といふ直属の番頭神を御使ひになつて、地の世界の諸国を統轄せしめられた。一方いはゆる外国には、国々の国魂の神および番頭神として、国々に八王八頭といふ神を配置された。ちやうどそれは日本の国に盤古大神があり、その下に八王大神がおかれてあつたやうなものである。日本本土における八王大神は、諸外国の八王八頭を統轄し、その上を盤古大神が総纜したまひましたが、八王八頭は決して悪神ではない。天から命ぜられて各国の国魂となつたのは八王であり、八頭は宰相の位置の役である。こういふ風なのが、今日、国常立尊御復権までの神界の有様である。
さうかうするうちに、露国のあたりに天地の邪気が凝りかたまつて悪霊が発生した。これがすなはち素盞嗚命の言向和された、かの醜い形の八頭八尾の大蛇の姿をしてゐたのである。この八頭八尾の大蛇の霊が霊を分けて、国々の国魂神および番頭神なる八王八頭の身魂を冒し、次第に神界を悪化させるやうに努力しながら現在にいたつたのである。しかるに一方印度においては、極陰性の邪気が凝りかたまつて金毛九尾白面の悪狐が発生した。この霊はおのおのまた霊を分けて、国々の八王八頭の相手方の女の霊にのり憑つた。
しかして、また一つの邪気が凝り固まつて鬼の姿をして発生したのは、猶太の土地であつた。この邪鬼は、すべての神界並びに現界の組織を打ち毀して、自分が盟主となつて、全世界を妖魅界にしやうと目論みてゐる。しかしながら日本国は特殊なる神国であつて、この三種の悪神の侵害を免れ、地上に儼然として、万古不動に卓立してをることができた。この悪霊の三つ巴のはたらきによつて、諸国の国魂の神の統制力はなくなり、地上の世界は憤怒と、憎悪と、嫉妬と、羨望と、争闘などの諸罪悪に充ち満ちて、つひに収拾すべからざる三界の紛乱状態を醸したのである。
ここにおいて、天上にまします至仁至愛の大神は、このままにては神界、現界、幽界も、ともに破滅淪亡の外はないと観察したまひ、ふたたび国常立尊をお召出し遊ばされ、神界および現界の建替を委任し給ふことになつた。さうして坤之金神をはじめ、金勝要神、竜宮乙姫、日出神が、この大神業を輔佐し奉ることになり、残らずの金神すなはち天狗たちは、おのおの分担に従つて御活動申し上げ、白狐は下郎の役として、それぞれ神務に参加することになつた。ここにおいて天津神の嫡流におかせられても、木花咲耶姫命と彦火々出見命は、事態容易ならずと見たまひ、国常立尊の神業を御手伝ひ遊ばすこととなり、正神界の御経綸は着々その歩を進め給ひつつあるのである。それとともにそれぞれ因縁ある身魂は、すべて地の高天原に集まり、神界の修行に参加し、御経綸の端なりとも奉仕さるることになつてをるのである。
そもそも太古、葦原瑞穂中津国は大国主命が武力をもつて、天下をお治めになつてゐた。天孫降臨に先だち、天祖は第三回まで天使をお遣しになり、つひには武力をもつて大国主命の権力を制し給うた。大国主神も力尽きたまひ、現界の御政権をば天命のままに天孫に奉還し、大国主御自身は、青芝垣にかくれて御子事代主とともに、幽世を統治したまふことになつた。
この時代の天孫の御降臨は、現在の日本なる地上の小区劃を御支配なし給ふためではなく、実に全地球の現界を知食すための御降臨であり給うた。しかしながら未完成なる世界には、憎悪、憤怒、怨恨、嫉妬、争闘等あらゆる邪悪が充満してゐるために、天の大神様の御大望は完成するにいたらず、従つて弱肉強食の修羅の巷と化し去り地上の神界、現界は、ほとんど全く崩壊淪亡しやうとする場合に立ちいたつたのである。
かかる情勢を見給ひし天津神様は、命令を下したまひて、盤古大神は地上一切の幽政の御権利を、艮金神国常立尊に、ふたたび御奉還になるのやむなき次第となつた。ここに盤古大神も既に時節のきたれるを知り、従順に大神様の御命令を奉戴遵守したまうた。しかるに八王大神以下の国魂は、邪神のためにその精霊を全く汚されきつてゐるので、まだまだ改心することができず、いろいろと悪策をめぐらしてゐたのである。なかには改心の兆の幾分見えた神もあつた。
かくの如くにして国常立尊が、完全に地上の神界を御統一なしたまふべき時節は、既に已に近づいてゐる。神界の有様は現界にうつりきたり、神界平定後は天津日継命が現界を治め給ひ、国常立尊は幽政を総纜したまひ、大国主命は日本の幽政をお司りになるはずである。しかし現在ではまだ、八頭八尾の大蛇、金毛九尾の悪狐および鬼の霊は、盤古大神を擁立して、幽界および現界を支配しやうと、諸々の悪計をめぐらしつつあるのである。
しかしながら従順な盤古大神は、神界に対するかかる反逆に賛同されないので、邪鬼の霊はみづから頭目となり、赤色旗を押立てていろいろの身魂をその眷族に使ひつつ、高天原乗取策を講じてゐる。
そこで天よりは事態容易ならずとして、御三体の大神が地上に降臨ましまして、国常立尊の御経綸を加勢なしたまふことになり、国常立尊は仮の御息所を蓮華台上に建設して、御三体の大神様を奉迎し給ふこととなるのである。
したがつて、御三体の大神様の御息所ができたならば、神界の御経綸が一層進んだ証拠だと拝察することができる。
(大正一〇・一〇・二〇 旧九・二〇 谷口正治録)
(転載終わり)
【注記2】
なおすぐ上の末尾にご注目いただきたい。「谷口正治録」とある。後年生長の家を創立し、今日の日本会議カルト一派から思想的支柱と崇められている谷口雅春である。大正十年当時谷口は大本信徒だったのだ。出口王仁三郎を筆頭に優れた霊覚者・霊能者が数多いた大本にあって谷口はあまり目立たない存在だった。王仁三郎が唯一谷口を評価したのは文才で、そのため『霊界物語』筆録者の一人に加えられたのである。谷口はこの筆録直後大本を去っている。国家による第1次大本弾圧にビビッたためと言われている。そして昭和十年「12月8日未明」からの第2次大本弾圧後の国家偽神道体制下では完全に国家に迎合し、以上で述べられている邪神・邪霊に憑依され亡国の言説をした事は既に述べたとおりである。
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