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フォレスタの「一月一日」



    一月一日   (作詞:千家尊福、作曲:上眞行)

年の始めの 例(ためし)とて
終(おわり)なき世の めでたさを
松竹(まつたけ)たてて 門ごとに
祝(いお)う今日こそ 楽しけれ

初日のひかり さしいでて
四方(よも)に輝く 今朝のそら
君がみかげに比(たぐ)えつつ
仰ぎ見るこそ 尊(とお)とけれ


新年明けましておめでとうございます。
本年も当ブログよろしくお願い申し上げます。



 元旦ということで、ご存知の小学唱歌『一月一日』を取り上げてみたいと思います。歌うはフォレスタコーラス。こちらも久しぶりの登場となります。

 まず題名の『一月一日』について。
 私たち現代日本人は、つい「いちがつついたち」と読みそうになります。しかし実際には「いちげついちじつ」が正式な読み方です。

 題名からして何やら肩の凝りそうなしゃちこばった読み方ですが、それもそのはず。この歌は、文部省が小学校の祝祭日に行う儀式で歌う曲を選定し、明治26年(1893年)に「祝日大祭日唱歌」として官報で公布した歌の一曲だったのです。

 実際の歌詞となるとさらに格調高く、よくも当時の小学生は歌えたものだなあ、本当に意味が分かっていたのだろうか、と思われるような文語体の難解な内容です。そこで参考まで、分かりやすく現代風に意訳したものを以下に掲げてみます。

【歌の意味】

【一番】
一年の初めに行う決まりごとの風習として
今の天皇陛下の御代が、終わりなく繁栄し続けることを願って
門松を家ごとに門に立て並べて
ご近所みんなでお祝いする今日は とても楽しいことですね

【二番】
初日の出を見ていると、徐々に光が空に差してきます
四方が曇りなく輝く今朝の空模様は元旦に相応しく、めでたいですね
この空の様子と重ねて天皇陛下のお姿を思い浮かべると
このように空を仰ぎ見ることが、天皇陛下を称える尊い気持ちになります


 一月一日(元旦)を祝う歌であると共に、(現憲法のような「国民統合の象徴」としてではない)「国民が伏して拝むべき現人神」としての(明治)天皇を崇め奉る歌でもあったわけです。2番の「君がみかげ」はずばり「大君・おおきみ(天皇)の御真影」ということです。なお、明治天皇がどういう「訳有り」の事情で即位したかなどという近代日本史上最深刻な問題には、(他記事で取り上げましたから)ここでは触れないことにします。

 一月一日という曲はこの他に小山作之助作曲、稲垣千頴作詞によるものもありますが、「年の始めの 例とて・・・」の、千家尊福(せんげ・たかとみ)作詞、上眞行(うえ・さねみち)作曲のこの歌がダントツで有名になりました。

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 ちなみに作詞した千家尊福は出雲大社第80代出雲国造でした。そのため出雲大社神楽殿東側に「一月一日」の歌碑(上画像)が建っています。

 上のような天皇賛歌という側面は別として。この歌は確かに、軽快で、目出度さ上々の元旦気分に浸れる歌だと思います。

 そのせいか、フジテレビ系列で毎年お正月に放送される「新春かくし芸大会」のテーマソングとしても有名です。

参考動画
(2016.01.10) 一月一日/萩原舞   (こちらは綺麗な振袖姿の今時ギャルたちの華やかさ満点の「一月一日」。ただしフジの「新春かくし芸大会」ではないのかも。)
https://www.youtube.com/watch?v=EPy7cAyrxzs

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 フォレスタコーラス記事。気にはなっていました。

 実際、旧年もフォレスタの歌った「あの歌、この歌」が何曲も去来したのです。が、いざ記事にしようとすると中途半端なものにはしたくなく、なかなかまとめきれませんでした。加えて、現下の厳しい経済情勢下「一に業務、二に業務、三四が無くて五にブログ」とせざるを得ない状況でありますこと、フォレスタファンの方々にはご理解賜りたいと存じます。

 今年はもう少し肩の力を抜いて気楽に、短めのフォレスタ記事がいくつか出せれば、と考えています。深刻な政治記事ばかりでは作成している私自身ついネガティブ思考に陥ってしまいがちですから。

 フォレスタが歌っているのはいずれも往年の名曲です。聴いていて本当に心癒されますよね。どれも皆、今後とも末永く歌い継いでいってもらいたい良い歌ばかりです。

 ということで、今回の『一月一日』についてです。

 男声7人、女声6人、合計13人混声による現フォレスタフルメンバーによるコーラスです。 女声では小笠原優子さん、男声では塩入功司さんも加わっています。

 『フォレスタの「流浪の民」』でも触れましたが、フォレスタメンバーは全員が音楽大学(または大学院)卒業です。歌唱力や歌唱理論は完璧、事実一人ひとりがソロを張れる実力者揃いです。

 そんな彼らが、この歌では誰が主役ということではなく、心を一つにしての斉唱です。西洋のキリスト教的終末観とは違う、「終わりなき世のめでたさ」の弥栄(いやさか)を寿ぐ歌が、力強く荘重に歌いあげられていて圧巻です。

 (大場光太郎・記)


引用・参考にさせていただいた記事
一月一日「年の初めの」で始まる歌タイトルの読み方は?意味は? (「闘う嫁のマナーノート」サイト)
http://yomemanners.com/1487.html
一月一日(年の始めの ためしとて) (「世界の民謡・童謡」サイト) (歌詞と途中の画像を拝借しました。)
http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/ichi.htm
関連記事
フォレスタの「流浪の民」
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-15bd.html

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フォレスタコーラス」カテゴリの記事

コメント

お久し振りで御座います!凡そ四年ぶりだと思います!次からは『高橋一三』と名乗らせていただきます!中安さんと吉田さんも抜けられるので、新しい記事をと思いまして、如何でしょうか?

投稿: 東海林太郎 | 2018年2月22日 (木) 20時56分

東海林太郎様

 本当にお久しぶりです!
 その節は各歌にコメントお寄せいただき、大変ありがとうございました。と、言うことではなく、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 えっ、中安千晶さんと吉田静さんまでフォレスタを抜けられるのですか?私も気にはなっていながら、最近はなかなかフォレスタ記事を出せていませんでしたが、私は基本吉田静さん一押しでしたから、う~ん、絶句ですね。

 すると女性フォレスタで最初からのメンバーは小笠原優子さんのみとなるんでしょうか?なんだかフォレスタがフォレスタでなくなってしまうようで、寂しくなりますよね。小笠原さんには今後とも盛り上げていっていただきたいとは思いますが。

 ただ最近チラッとお見受けしたところ、新加入の女声3人は歌唱力もルックスもいいね、と期待していました。今後の女声フォレスタ並びに男声フォレスタ、引き続き暖かく見守っていこうと存じます。

 今後は高橋一三と名乗られるとのことですが、ご本名でしょうか?重ねまして、今後ともよろしくお願い申し上げます。

投稿: 時遊人 | 2018年2月23日 (金) 00時43分

勿論違いますよ!往年の名投手です!年齢は池田さんが一番若いようですね!中安千晶さんは2011年の『ファン感謝の集い』の時の握手が印象的でした!今では先行発売のイベントやハワイツアーもやらなくなり、あの時は矢野さんもいらっしゃったので貴重な経験だったのかもしれません!

投稿: 高橋一三 | 2018年2月23日 (金) 23時16分

高橋一三様

 私も一瞬往年の巨人軍名投手・高橋一三を思い浮かべましたが、まさか同投手の名前借用とは思いつきませんでした。

 そうですか、女声新メンバー3人のうちでは池田史花さんが一番お若いんですか。20代後半かな?と思いますが、何を隠そう3人の中で池田さんは私の“お気に入り”ですが、今後ご活躍いただきたいものです。他のお二人も。

 中安千晶さんは八王子市のご出身ですよね。例の日航ジャンボ機墜落事件の時、八王子市は高尾山の麓の地域でさる営業活動していて、同事件発生をその最中に知りました。その頃から在住しておられれば中安さんはまだ3歳くらいだったはず。そんなことを中安さん記事の中で書こうかなと考えていましたのに。

 中安千晶さん。何とはなしに柔らかい雰囲気を醸し出していますね。そんな中安さんとの握手の思い出、一生の宝物ですね。

「女声フォレスタの崩壊?」は、今思えば矢野聡子さんが抜けた時から始まったと思えます。矢野さんの消息だけはその後杳としてつかめず、大変残念に思います。

 折角の貴重な情報ですので、またいずれ、中安さん、吉田さんが抜けられたことなどをフォレスタ記事として出してみようかと考えおります。

投稿: 時遊人 | 2018年2月25日 (日) 01時18分

それから御存じかもしれませんが、大池さんは地元で久し振りに昨年の三月にコンサートをなすったようです!別の方のブログによると、彼女に小さい娘さんが駆け寄ってきたそうなので、出産による休止だと思われるのではないでしょうか?中安千晶さんは九月からコンサートの休止なのでコンサートでおっしゃっていた『運転免許』の取得か、留学でしょうかね!

投稿: 高橋一三 | 2018年2月25日 (日) 15時12分

 高橋一三様は大変なフォレスタ情報通ですね。ピアノの大池さんのそのような次第、私は初めて知りました。彼女は活動休止直前ご結婚されたようですから、その後出産、子育てということは大いにありえますね。

 対して中安千晶さんは、私も結婚、出産ではないと見ています。おっしゃるとおりの可能性はあるでしょうね。

 むしろ結婚、出産の可能性があるのは吉田静さんの方ではないかと。あまりうかつなことは言えませんが。お二人は同じ年で気も合うようですから、吉田さんの方からそういう事情での休止の話を持ちかけ、共謀の結果(笑)、中安さんも「じゃあ、私も」となったのではないか、と。ただしこれはあくまで私の推測です。

 いずれにせよ、お二人は女声フォレスタには不可欠の存在です。昨年休止された白石佐和子さんとともに、早い復帰が望まれますね。

投稿: 時遊人 | 2018年2月25日 (日) 18時49分

大池さんは幾つですかね?山元さんより年上だと思います!山元さんはBLOGリニューアルの時期から生年月日が消えています!中安さんや内海さんは『藤原歌劇団』の所属で準会員なので年齢は想像できますね!財木さんは1998年にコンクールに出たと言う経歴があったので、小笠原さんの次に年長かと思われます!所でフォレスタ通信の活動休止記事をご覧になりましたか?

投稿: 高橋一三 | 2018年2月25日 (日) 19時25分

 女声フォレスタの年齢はファンの誰しも関心があるものと思います。そのためいつぞやは『フォレスタ個人情報』記事でこれについて推測したことがあります。ただ基本非公開である以上、あくまで推測の域を出ませんよね。

 その時のある人のコメントで、ピアノの南雲彩さんだけはご自身のブログで生年月日を記しておいでだったとのこと。白石さんとは同年で、今年40歳くらい。ピアニスト陣では、南雲さん、大池さん、山元さん、吉野さんの年順なのではないかと。

 別格の小笠原さんは43歳くらい。すると財木さんは41歳くらい?見た感じもっとお若そうですけど。中安さん、吉田さんが37、8歳くらい?谷原さんはもっとお若いのかな?女性の年は分かりませんね。

 今回のお知らせをお聞きし、真っ先に「フォレスタ通信」のぞきました。ですから前回述べたことは、私の邪推、妄想のたぐいです。

 ところで。まことに申し訳ございませんが、当ブログ投稿規定により、同一人、同一IDでの連続コメントは3回までとさせていただいております。HN名を変えられたので今回は特例としましたが。これは「能勢の赤ひげ様」にもお願いしたところです。なお能勢の赤ひげ様は、『二木紘三のうた物語』の時のよきコメント仲間のお1人です。もう十年来のお知り合いです。

 という次第で、少しお休みになられてからまた是非コメントをお寄せください。

投稿: 時遊人 | 2018年2月26日 (月) 01時30分

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